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〜テイルズ・オブ・ザ・ソードコースト〜

〜デューラッグの塔〜

地上地下
塔周辺地下1階
地上1階地下2階
地上2階地下3階
地上3階地下4階
地上4階地下5階


デューラッグの塔へ
デューラッグの塔扉
 
 薄気味悪い塔だ・・・。その印象は以前見たときと少しも変わらない。でも私はここにやってきた。これから立ち向かう相手との決戦を前に、少しでも力をつけておきたい。この塔には財宝もたくさん眠っていると言われているが、それを狙ってやってきた者達が死んでなお財宝を求めて塔の中を徘徊していると聞く。死者のあるところには、必ず魔物が集う。ウルゴスビアードでこのツァーに参加したことのある人物に話を聞いたが、塔内探索と言っても結局安全が約束された観光ツァーの域を出ないらしい。普段人が立ち入らないフロアには、何がいるかわかったものではないのだ。
 
 塔の近くにはなんと店がある。多少の武器やポーションなどはここで買えるらしい。もっともかなり高い。ここからならナシュケルはそう遠くないので、出来るだけここは利用しないですませたいものだ。
 
「さっそく妙な気配よ。」
 
 ブランウェンが塔へと続く道の先を睨んで呟いた。
 
「腕試しの機会には事欠かないというわけか。まあこれだけ異様な場所だ。何が集まってきていてもおかしくないのぉ。」
 
 クレリックというものは、邪悪なものには敏感らしい。私は本当に邪悪ではないのか、イェスリックはああ言ってくれたけれど、今でも自分の中で答えは出ていない。バールとて神なのだから、その神に仕えるクレリックがいるはずだが、バールの神殿など見たこともない。そう言えば、確かフレンドリーアームインは元はバールの神殿だったと聞いた。ベントリー・ミラーシェード達が攻撃して奪ったのだとか。ベントリーの奥さんはグリッダーゴールド神のクレリックだったっけ・・・。
 
 邪悪な神に仕えるクレリックはともかく、街の神殿にいるクレリック達、そしてここにいるブランウェンやイェスリック。みんな悪を見抜く力を持っているのだとしたら、クレリックとして生きていけたら、あるいは私も救われるのだろうか。血の導きによって悪の道に踏み込んだりするかもしれないと、恐れなくてもいいのだろうか・・・。
 
 道の途中にいたのは、なんとバトルホラー。外にこんな連中がうろうろしているというのに、あのイケという男はよく観光ツァーなど企画したものだ。なんとか倒してやっとのことで塔にたどり着いたところに、イケが待っていた。
 
「あんた達が一番最後だぞ!まったく、これ以上は待たずに入るつもりだったんだ!でないと次のツァーに間に合わなくなってしまう!」
 
 いきなり怒鳴りつけられた。いい気なもんだ。人の気も知らないで。だが、この男の頭の中は、金勘定でいっぱいらしい。何を言っても無駄な気がする。議論をあきらめて、私達はイケのあとについてデューラッグの塔に入っていった。まさかこのあとあんなことになるとは、この時の私達には想像もつかないことだった・・・・。
 


デューラッグの塔周辺
デューラッグの塔外
 
デューラッグの塔周辺
 
ウルゴスビアードマップDにいる、イケ・キャスカディオン・ベンダーが募集しているのがこのマップに建っている「デューラッグの塔ツァー」。イケに話しかけて、塔へのツァーを申し込むと、60G取られて「塔の下で待ち合わせ」となり、ワールドマップが更新されて「デューラッグの塔マップ」が現れる。あとは直接ここのマップに来ればOK
 塔屋上にもアイテムがあるが、外から直接登ることは出来ない。塔内部2階マップLからのみ出入りが出来る。
 
★:マップに入ると必ずここに出る。
 
A:アーデイン
 商人。アイテムの売り買いが出来る。ただしぼったくりなので、出来ればアイテム欄がいっぱいになったらナシュケルに戻るなどしたほうがいいかも。
 
B:バトルホラー×2
 道が狭いので、一匹ずつ現れる。
 突っ込まずに進めば、一匹ずつ相手にすればいいので楽。EXP4000×2
 
C:マップ出口
 出るのはここからも出来るが、戻ってきたときにはAの位置に出る。
 
D:イケ・キャスカディオン・ベンダー
 ここに立っているので話しかけると話が進む。
 遅いと文句を言われる(^^;
 
E:イケ
 Dで話したあと、イケはここに移動。ここで話しかけるとデューラッグの塔の説明が聞ける。その後、塔の中に入るよう促されるので、ひとまず外の探索はおいといて、中に入ること。
 ここでのイケの説明
 デューラッグの塔観光案内1
 
F:塔内部への入口
 
G:城壁への登り口
 Hに出る。
 
H:Gからの出口
 
I:バトルホラー
 EXP4000 他にスケルトンアーチャーも大量にいるので注意
 
J:階段
 東側城壁への上り階段
 
K:ドゥームガード
 EXP2000 他にスケルトンアーチャー多数
 
L:塔内部2階からの出口
 塔内部2階マップLの出口をくぐるとここに出る
 
M:レッサーバジリスク
 EXP1400 Lから出ると待ったなしで向き合うことになるので、要石化対策
 
N:塔屋上への入口
 Oに出る
 
O:屋上への出口
 Nから入るとここに出る
 
P:グレーターバジリスク
 EXP4000
 この位置にいる奴が、クラウドキルのスクロールを落とすという話だが、未確認
 
Q:石柱
 ファイアーボールの罠付き
 中にはBG1中最強シミター「シミター+2 ラシャッドタロン」が入っている
 ※本当の最強シミターは、ドリッズトの持っているディフェンダーとフロストブランドだが、ディフェンダーは入手不可能、フロストブランドはスリでしか手に入らないので、合法的に手に入る中での「最強」w
 
R〜S:グレーターバジリスク
 それぞれ一匹ずついるので、近づきすぎないようにして、各個撃破
 EXP各4000
 


デューラッグの塔地上1階
デューラッグの塔地上1階マップ
 
デューラッグの塔地上1階
 観光客などがいる、わりとのんびりしたフロア。ここで事件が起きるので、気を引き締めてかかるべし。なお、小部屋に箱が数多くあるが、入っているのは小銭程度。樽や袋も同様で、この階にはめぼしいアイテムはなし。
 
★:入口
 外マップFから入るとここに出る
 
A:2階への階段
 2階の南側に繋がっている
 
B:イケの立ち位置1
 話しかけるごとにイケは塔の説明をしながら移動し、話が進む
 ここでのイケの説明
 デューラッグの塔観光案内内部1
 
C:イケの立ち位置2
 ここでのイケの説明
 デューラッグの塔観光案内内部2
 
D:イケの立ち位置3
 ここでのイケの説明
 デューラッグの塔観光案内内部3
 
E:イケの立ち位置4
 ここでのイケの説明
 デューラッグの塔観光案内内部4
 
 この後、もう一度話しかけるとイケとの会話になる
 ここでイケが、主人公にワードストーンを買わないかと持ちかけてくる。選択肢はいろいろあるが、結局は「買うか買わないか」
 ※参考資料 アデル嬢とイケとの会話
 イケとアデルの会話1
 イケとアデルの会話2
 イケとアデルの会話3
 
 ここで断った場合でも、このあとの展開でワードストーンは入手可能。ちなみにイケからあらかじめワードストーンをすった場合、あとの会話で買うを選択してもワードストーンは増殖しない。
 
F:骸骨
 オブジェのように立っている骸骨。マウスを当てると会話アイコンが出るが、会話は出来ないらしい。
 
G:罠
 G罠拡大図
 
H:デーモンナイト
 Eでワードストーンにまつわる会話が終わった直後、デーモンナイトが現れる。「ツァーは終わりだ」と不気味な言葉を残して、ファイアーボールを2発撃ったあとディメンションドアで姿をくらます。このファイアーボールで、客とイケが死亡。Fの骸骨は木っ端微塵。
 ※Eでの会話でイケからワードストーンを買っていた場合、イケの死体からは払ったお金と元々のイケの持ち金、それにダガーが拾える。Eでワードストーンを買わなかった場合は、ワードストーン、イケの元の持ち金、ダガーが手に入るので、イケとの取引はプレイスタイルによりお好みで♪
 
 ★攻略ワンポイントその1★
 デーモンナイトが現れたとき、パーティーメンバーが近くにいると、デーモンナイトのファイアーボールで瀕死の重傷を負うことが多い。HPの少ないメイジなどは即死の危機。
 このフロアの探索はシーフ1人ですむので、他のパーティーメンバーはAの階段がある部屋に待機。シーフも探索が終わり次第この部屋に戻って待機。ここまではファイアーボールも届かない。
 そしてイケに話しかける役はファイアーボール2発をまともに受けることになるので、出来るだけ体力のあるキャラを1人決めて、プロテクション・フロム・ファイアーの呪文やポーションなどで防御してから話しかけること
 
 ★攻略ワンポイントその2★
 ここでイケや観光客を死なせずに助けることも、出来なくはない。チャームのスペルを使って、イケや殺される予定の観光客を、Aの階段がある部屋、もしくはファイアーボールの届かない部屋に待機させると言うもの。ただし、この方法で助けても、一度チャームをかけた相手は、呪文が切れると必ず敵対するので、その後会うたびに攻撃されることになる。というわけで、オススメは出来ません♪
 
I:2階への階段
 
J:地下への階段


 いったい何が起きたのか、さっぱりわからない。でもこれだけは理解できる。デューラッグの塔にデーモンナイトが現れ、観光客とイケを殺したこと。いかにも金の亡者らしい嫌な奴だったが、少なくとも、悪魔に殺されるほど悪いことをしていたとも思えない。
 
「よりによってまた飛んでもない奴が現れたもんじゃ・・・。」
 
 イェスリックが呟いた。彼だけではなく、私も含めてみんな、あまりにも突然の出来事に驚きすぎて、しばらくの間、ただ口をあけているだけだった。だが、少しずつ事態を把握できてくると、今度は猛烈に腹が立ってきた。冗談じゃない!このままおめおめと引き下がるなど、考えたくもない!
 
「しかし腹の立つ話ね。」
 
 イモエンは完全に怒っている。
 
「せっかくのご招待だ、受けてみるのも悪くないと思うが。」
 
 めずらしく挑戦的なつぶやきをしたのはカイヴァンだ。
 
「ふむ、それはいいが、奴はどうも地下に逃げ込んだらしいぞ?わしも聞いたことがあるだけだが、ここの地下は地上の階とは比べものにならないくらい複雑な迷宮になっているらしい。わしは元々洞窟に住んでいたから気にもならんが、お前さん方エルフに、穴倉の行軍など耐えられるかのぉ。」
 
「あまり気分の良いものではないが、冒険のためならば私は我慢できるな。」
 
 コランの基準は「冒険が出来るかどうか」のみらしい。
 
「そのくらいは我慢しよう。あのイケという男も、観光客も、なんのいわれもなくただ殺されたのだ。仇くらいはとってやろうではないか。」
 
「賛成よ。それに、あんな邪悪の塊のようなもの、この地にのさばらせておけないわよ。」
 
 ブランウェンも乗り気だ。メイスをブンブン振り回している。
 
「決まりね。それじゃ一度ナシュケルに戻って、装備を整え直しましょう。あんな奴を相手にするなら、それなりに準備が必要だわ。」
 
 まさかデーモンを相手にすることになろうとは思わなかったが、ここまで関わってしまったのだ。何が何でも討ち果たしてやる。心配なのは、冒険者にあこがれてこの塔の探索に加わったというウルゴスビアードの若者のことだ。ここに来ることがあれば探してあげるわと母親に約束してきたが、あんな物騒なものが徘徊しているこの塔の地下で、果たして無事でいるのだろうか・・・。
 


デューラッグの塔地上2階
デューラッグの塔地上2階マップ
 
デューラッグの塔地上2階
 このフロアからは敵が出るので注意。
 
A:1階への階段
 
B:3階への階段
 
C:箱
 罠と鍵付き
 オイル・オブ・スピード ポーション・オブ・インヴィジビリティ ポーション・オブ・ストレングス(ファイター以外でも使えるポーション)
 36G
 
D:3階への階段
 
E:ガスト
 全部で5匹 EXP650×5
 
F〜G:罠
 F罠拡大図 G罠拡大図
 
H:1階への階段
 1階マップAに通じている
 
I:箱
 罠鍵付き
 クリソベリルジェム ターコイズジェム アロー・オブ・ファイアー
 
J:ガスト
 EXP650
 
K:罠
 K罠拡大図
 
L:外への出口
 塔外マップLに出る
 
M:箱
 罠鍵付き
 ムーンストーンジェム 24G
 


デューラッグの塔地上3階
デューラッグの塔地上3階マップ
 
デューラッグの塔地上3階
 塔に囚われているゴーストが登場。けっこう強敵。また、泥棒との出会いもあり。ただし仲間になるとか言う話にはならない。
 
A:2階への階段
 
B:4階への階段
 
C:箱
 鍵付き
 クリソベリルジェム
 
D:箱
 罠鍵付き
 ゴールドネックレス シルバーネックレス 89G
 
E:リッジロ
 墓荒らしらしい
 喧嘩を売ることも出来るが、こいつは利用価値があるので、まずは穏便に。
 選択肢2−1か5あたりで無難にすませておくのがオススメ
 
F:箱
 罠鍵付き
 ワンド・オブ・ライトニング オイル・オブ・スピード チェインメイル+1
 
G:祭壇
 トーム・オブ・アンダースタンディング(ブック・オブ・ウィズダム)
 ダイアチャームの罠が仕掛けられている。解除はまず不可能。試しにシーフ技能を200まであげても解除できなかったので、普通の能力のシーフではまず無理っぽい。
 ここは誰でもいいのでキャラを1人で来させ、強引に中のものに手を出してもらうべし。当然罠が発動するが、ダイアチャームにかかるか、かからないかはセービングスロー次第。かかったときには切れるまでそっとしておくのが一番なので、しばらく待つ。
 うまくいけばかからずにすむので、トームを持ってきてもらう。
 
H:樽
 手前左側の樽にポーション・オブ・ヒーリング
 
I:2階と4階へ通じる階段
 
J:本棚
 本だけでアイテムはなし
 
K:箱
 罠鍵付き
 ポーション・オブ・ストーンフォーム ポーション・オブ・ジーニアス 未鑑定ポーション(ポーション・オブ・インヴァルナラビリティ)
 
L:ダイタル
 ゴースト
 デューラッグの友だったが、塔が襲われたときに同胞の顔をしたドッペルゲンガーを倒すことが出来ず、デューラッグへの負い目で成仏できずにいる。会話の選択肢はどれを選んでも戦闘になるので、成仏させてあげましょう。
 ちなみに、呪文を使うのでけっこう強い。しばらくするとシャドードアで移動するので、しばらく待ってから中央フロア階段付近に行くと、程よく呪文が切れた状態でいてくれる。そこを叩くのがオススメ
 EXP3750
 


デューラッグの塔地上4階
デューラッグの塔地上4階マップ
 
デューラッグの塔地上4階
 ここではちょっとしたクエストを受けられる。罠はないが、敵は出る。
 
A:3階への階段
 
B:箱
 鍵付き
 ローブ・オブ・エレクトリカルレジスタンス クローク・オブ・プロテクション+1
 
C:箱
 罠鍵付き
 ダーツ・オブ・ウーンディング×10 ダーツ・オブ・スタニング×10
 
D:ガスト×3
 EXP650×3
 
E:ガスト×2
 EXP650×2
 
F:3階への階段
 
G:樽
 中にジェム
 
H:武器庫
 ハルバード+1
 
I:キリンヘール
 サキュバス サイリーンみたいな能力があるらしい。デューラッグによって塔の中に呪縛されており、外に出たがっている。会話の選択肢は、戦うか彼女の願いを叶えるか。
 会話の選択肢は、最初はどれを選んでも同じ。そのあと、喧嘩を売るか「身代わりを連れてくる」を選ぶか
 ◎戦う場合
 EXP3000 サキュバスの髪
 
 ◎彼女の頼みを聞く場合
 ここではキリンヘールが受けた呪いを肩代わりしてくれる存在が必要になる。そこで思い出すのが、3階マップEのリッジロ。キリンヘールから受け取った「サキュバスの髪」をリッジロに持って行き、「仲直りの印」と言う選択肢でリッジロに渡す。リッジロは喜んで受け取るので、すぐに4階に戻り、キリンヘールに報告。
 EXP4000
 
 ちなみに、キリンヘールが去ったあとでリッジロに話しかけると、怒って戦闘になる。
 EXP1400 レザーアーマー+1 ショートソード+1 サキュバスの髪
 
 ★攻略ワンポイント★
 このクエスト、経験値だけ見ればキリンヘールの願いを聞いたほうがお得。でもこの女、さすがサキュバス、すごい褒美をくれそうな約束をしておきながら、実はそんなの守る気がなかったことが、塔から立ち去る直前に判明。ここまで来れば全員それなりのレベルになっているので、経験値の差額1000を捨てても、殺してやりたくなりますw
 なので彼女の願いを聞くか聞かないかは、プレイヤーのお好みで。
 なお、キリンヘールの髪の束は、ベレゴストのフェルデポストインで、250Gで売れます♪
 


「ふむ・・・やはり地上はダミーか・・・。」
 
 めずらしくコランが難しい顔をして考え込んでいる。デーモンナイトを探して、私達はまず塔の上層部へと向かった。イェスリックの言うとおり、おそらく奴は地下に逃げ込んだとは思っていたが、上層部に何があるのかわからない。まずは探索して、危険があるならば取り除いておこうと言うことで、私達は上層部を一通り見て回った。
 
「あきれかえるほどたいしたものはなかったわねぇ。」
 
 箱や樽から戴いてきたゴールドやジェムを並べて、イモエンがため息をついている。
 
「でもそれは、私達だからたいしたものじゃないと思うけど、この塔に観光に来るような人達には、かなりの値打ちものよ。それに、バジリスクに守られていたようなこのシミターは、私達にとってもそれなりの価値があると思うわ。」
 
 石と並べて置かれているシミターを手にとって、ブランウェンが言った。でもこのシミターはまるで、バジリスクを倒したご褒美として置かれていたようだと私は思っていた。バジリスクの視線攻撃を避けるための方法なんて、ちょっと呪文の心得があるものならば誰でも知っている。呪文が切れる前にスコーチングレイやファイアーボールで焼き尽くせば、バジリスクなど恐るるに足りない。
 
「つまり、ちょっとした冒険者の興味を引いて、お宝を手にした気分にさせるにはちょうどいいシロモノだったという訳じゃな。」
 
 イェスリックがくすりと笑いながら言った。
 
「まったくだ。だが、我々には単なる宝探しとはまた違う目的がある。もう一度準備を整え直して、地下へ向かおう。」
 
 そこに冒険が待っている、コランの瞳はキラキラと輝いている。ほっといたら今にも飛び出してしまいそうだ。
 
「危険度は遙かに高いが、デューラッグの作った迷宮をこの目で見てみたいもんじゃ。」
 
 イェスリックの興味は、デーモンナイトもさることながら、デューラッグの作ったこの塔の仕掛けにあるらしい。私はと言えば、やはりデーモンナイトの驚異を取り除きたいというのが一番の願いだ。悪魔がここを拠点にして、ソードコーストに手を伸ばさないとは限らない。あのサレヴォクよりももっとタチの悪いものだ。
 
 もう後へは引けない。慎重に準備をして、恐ろしい罠が仕掛けられているという地下の迷宮へと、私達は向かった。
 


デューラッグの塔地下1階
デューラッグの塔地下1階マップ
 
デューラッグの塔地下1階
 
 地上の階よりは罠も多くなり、この小さなフロアだけでもそれなりに厳しいので、ココロしてかかるべし。
 
A:1階との階段
 
B:ベイヤード
 塔に入り込んだ冒険者の1人。仲間とはぐれて1人逃げだしてきたらしい。会話の選択肢はどれでも得に問題はないが、自分の浅はかさを嘆くベイヤードに、「私達ならうまくやれる」という選択肢ばかり選んでいくと話が進まないので、「どうして仲間を見捨てたのか」という内容の選択肢を選ぶと話が進む。ウルゴスビアードマップFで捜索を頼まれた、ダルトンという若者の消息を聞くことが出来る。
 
C:罠
 スティンキングクラウドの罠
 うっかり罠にかかるとガストと罠の挟み撃ち状態になるので、必ず解除してから樽のアイテムを取ること
 C罠拡大図
 
D:樽
 サンストーンジェム ターコイズジェム
 
E:ガスト×3
 EXP650×3
 
F:樽
 レザーアーマー+1
 
G:罠
 の部分のみ鍵がついていて、開けるとアイテム
 リング・オブ・プロテクション+1 スターサファイア 560G
 G罠拡大図
 
 
H:地下2階への入口
 


 地下に降りた私達は、壁際で震えている男に出会った。ベイヤードと名乗ったその男は、どうやら私達のように、この塔の探索に来たらしい。だが、このダンジョンに仕掛けられている恐ろしい罠やモンスターに恐れをなして、逃げてきたというのだ。しかも仲間を残して。その仲間が、ウルゴスビアードの若者ダルトンだと聞いて驚いた。やはりあの若者はここまで来ていた。仲間とともに首尾よく地下に入り込んだはいいが、自分達にはとうてい手にあまる仕掛けに恐れをなした仲間は散り散りになり、ベイヤードは運良く入口までたどり着けたが、他の仲間についてはまったくわからないということだった。
 
「ふん!デューラッグは頭がイカレていたともっぱらの噂だった。そんな奴の作ったダンジョンを、生半可な気持で踏破できると思うほうが間違っとるわい!」
 
 イェスリックが腹立たしげに言った。私もその意見に賛成だ。確かに上の階にはそれほどたいしたものはなかったが、仕掛けられている罠はどれもこれも悪意に満ちていた。その遙か上を行くと言われるこの地下の仕掛けを、甘く見るほど私達はバカではないつもりだが、いっそう慎重に進もうと言い合って、私達は次の階へと降りていった。
 


デューラッグの塔地下2階へ

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