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第五章

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「ちょ、ちょっと!それってどういうこと!?」
 
 思わず叫んでいた。ここはフレンドリーアームイン。鉱山を水没させた私達は、あの薄気味悪いクロークウッドを何日もかけて抜けて、やっと文明の地に戻ってきた。ベントリーは私達を笑顔で迎えてくれ、乾いたベッドと温かい食事にありついてようやく人心地がついた、そんな夜、イモエンがメイジとしての修行を積むために、シーフとして仕事をすることをしばらく辞めたいと言い出したのだ。イモエンによれば、それは別に今考えついたことなどではなく、ずっと前から、そう、キャンドルキープにいた頃からそう思っていたらしい。だがもしもその話をゴライオンにすれば、おそらくは厳しい修行が待っていたことだろう。だからイモエンはゴライオンには黙って、キャンドルキープの大図書館にやってくるメイジ達に、時々話を聞いたりしていたというのだ。そして私とともにキープを出て、ツァーやハンやダイナヘールと知り合い、サランティールの屋敷で彼が魔法で従えているフレッシュゴーレムなどを見ているうちに、どうしても魔法の勉強をしてみたいと思うようになったらしい。だがそれには一つ問題があった。メイジとしての修行を積むようになれば、しばらくの間はシーフ稼業など休業しなければならない。どんな仕事でもそうだろうが、特に魔法というものは、片手間に出来るような生やさしいものではないのだ。だが私とともに冒険を続ける限り、イモエンのシーフとしての能力はパーティーにとってなくてはならないものだ。
 
『ずっと一緒にいるよ』
 
 ゴライオンを目の前で殺された翌朝、イモエンはそう言ってくれた。その約束を守るためには私のそばを離れるわけにはいかない。ではどうすればいいのか、ずっとイモエンは悩んでいた。そこに現れたのがコランだ。一流の弓の腕を持ち、シーフとしての能力にも長けているこの新しい仲間に、イモエンは早速話を持ちかけた。
 
『自分の代わりにパーティーのシーフとして働いてくれる気はないか』
 
 コランは快く引き受けてくれ、以来イモエンはシーフとしての彼の能力を確認する意味で、罠の探索も解除も鍵開けも、一緒に行ってきたらしい。
 
「コランのシーフとしての腕は私が保証するわ。鍵開けも罠解除も私と変わらないくらいだし、ステルス能力は私なんて足元にも及ばないわ。それに私より力もあるもの。敵の背後から忍び寄って、気づかれないうちにのどを掻き切ってくることだって出来ると思うわよ。」
 
「それはいいわよ・・・。あなたがシーフとして動けないならいくらでも他の方法を考える。だけど・・・だけど水くさいじゃないの!どうして黙ってたのよ!?」
 
 自分の声が泣き声になっているのがわかる。イモエンがメイジになることに反対する気なんてさらさらない。代わりのシーフが必要だというならどこからでも見つけてきただろうし、コランが適任だというならいくらでも彼に頭を下げただろう。ただ私が悔しいのは、イモエンが私にそのことをずっと黙っていたこと・・・。
 
「ごめん・・・あなたに迷惑をかけたくなくて・・・だから私の代わりが誰か見つかるまでと思ってて・・・それで・・・その・・・。」
 
 イモエンが泣き出しそうになる。見かねた仲間達が代わる代わるやってきて、私を取りなしてくれた。普段口数の少ないカイヴァンまでもだ。
 
「だがアデルの気持ちもわかるのぉ。聞けばあんたらは小さい頃から一緒に育ったという話じゃないか。仲のいい友達に隠し事をされるのは悲しいものだ。まあ裏切られるよりは遙かにましだが、わしのような目に遭う者がそうそういたのでは困る。イモエンよ、これからは出来るだけアデルに隠し事はせんほうがいいぞ。」
 
 鉱山の元持ち主である老ドワーフ、イェスリックは、ひげだらけの笑顔で私達の肩を叩いてくれた。
 
「ごめんね・・・。気を遣ったつもりがかえってあなたを悲しませちゃったね・・・。」
 
「私のほうこそごめん・・・。怒ったりして・・・。でも、これからは何でも話してよ。」
 
「うん、そうする。」
 
「仲直りしたかね?」
 
 イェスリックが私達の顔を交互にのぞき込んだ。うなずくと、今度は彼が相談があると言い出した。まさかまたパーティーを抜けたいなどという話かと一瞬身構えたが、そういう話ではなかった。イェスリックの話はこうだ。かれはもうずっと長い間、タヴァエロンによって鉱山の牢獄に押し込められていた。私達のおかげで脱出は出来たが、今後アイアンスロウンを相手にすることを考えると、自分の腕が今のままでは心許ないというのだ。
 
「すっかり鈍りきっておるからのぉ。勘を取り戻すために、しばらくの間ソードコーストを廻ってみたいんだが、そんな時間はないかのぉ。」
 
「そう言うことなら私も一口乗りたいものだな。」
 
 言い出したのはコランだった。彼はベレゴストより南を歩き回ったことがあまりないらしい。いずれ行ってみたいとは思っていたが、ワイヴァーン退治の一件を請け負ってからずっとクロークウッド方面を歩いていたので、機会がなかったというのだ。カイヴァンもブランウェンもこの話には賛成した。そしてイモエンも、メイジとしての第一歩を踏み出すために、机上の勉強ばかりでなく、実戦もこなして呪文詠唱に磨きをかけたいと、この話を承諾した。そこで私達はベレゴストまで南下し、あの町を拠点としてソードコースト一帯をくまなく歩き回ることにした。最初の目的地は、コランがベレゴストで聞いたというファイアーワイン遺跡と決まった。橋の地下には遺跡があり、モンスターが徘徊しているという。近くにはウルキャスター学院という、昔このあたりでは有名だった魔法学院の跡地もある。そこは今ではすっかり荒れ果て、モンスターの巣窟と化しているとか、ウルキャスター学院長の亡霊が出るとかいう噂がまことしやかに囁かれている場所だ。そのほかにも、サイリーンが徘徊する海岸沿いや、ナシュケル鉱山近辺の岩場など、行きたくてもなかなか腕が伴わずに断念した場所は数知れない。
 
 イモエン、メイジローブを着るの図
「腕が鳴るのぉ。」
 
 イェスリックはメイスをぶんぶん振り回しながら楽しそうだ。イモエンはメイジらしく裾長のローブに身を包み、うれしそうに鏡をのぞき込んでいる。あんな裾長のローブなんて、歩き出した途端に裾を踏んづけて転びそうだ。でも本人は自分のローブ姿が気に入っているらしい。イモエンが順調にメイジとして成長できるよう、呪文を唱えようとして転んで失敗したりしないよう、今は祈ろう。
 
 ベレゴストに戻り、私達はジョヴィアルジャグラーに向かった。ここを定宿にしているドワーフのグルケが盗まれたというクロークを、もしもクロークウッドに行くことがあったらさがしてみるからと約束していたのだ。だが、クロークが見つかったことを告げるとグルケはなぜか青くなり、私達を宿屋のフロアの隅に引っ張っていった。なんと彼はこのクロークを奪われたときの話を人々に話して聞かせ、大もうけしていたのだ。最初はそんなつもりではなかったらしいが、話を聞いた人が聞かせてもらったお礼にとお金をおいていき始め、あっという間にそれが大金になったのだそうだ。そうなるとクロークが見つかったというのは実に具合が悪い。そこでグルケは、私達にそのクロークをあげるから見つかったことを決して口外しないようにと念を押し、そそくさとフロアの中央に戻っていった。そこには彼の話を聞きに来た人達が大勢待っていた。
 
「おやおや・・・いい気なものねぇ。こちらは苦労してクロークを取り戻してきてやったというのに・・・。」
 
 ブランウェンがため息をついた。でもまあ仕方のないことだ。なかなかいいクロークのようだし、こちらとしてもそれほど損したわけではなさそうだ。こうなったらさっさとファイアーワイン遺跡の情報集めでもしよう。
 
 ファイアーワイン遺跡はファイアーワイン橋の地下にある。私達がベレゴストで聞いたうわさ話はどれも今ひとつ不確かで、遺跡に入るには情報が足りなかった。だがいろいろと聞いてまわっているあいだに、ちょっとしたうれしい情報が聞けた。ファイアーワイン橋の北側に、遺跡の番人と称しているハーフリング達の村があるというのだ。そこに行けばもう少し詳しい話が聞けるだろう。ハーフリング達は気のいい種族だと聞いている。丁寧に頼めば、遺跡に入るのに近道くらいは教えてもらえるかも知れない。私達はまず、ガリキンと呼ばれるハーフリング達の村を目指すことにした。
 


ガリキン
ガリキンマップ
 
≪ガリキン≫
 
 ハーフリングの村がある。村の中はのどかなので火のそばで休むことも可能。
 
A:賞金稼ぎ
 モルカール:EXP1200 
 チェインメイル+2、ロングソード+1、ポーション・オブ・ヒロイズム、ゴールド他ノーマルアイテム
 ドレイカー:EXP1200
 モーニングスター+1、ポーション・オブ・アブソーブション、他ノーマルアイテム
 ハラカン:EXP650
 スリープ、カラースプレーのスクロール、ゴールド他
 モルビン:EXP650
 ノーマルアイテムとゴールド類
 
B:ガンドラー・ラッキーフット
 ガリキンの村長らしき人物。ファイアーワイン遺跡への行き方を聞いたあと、もう一度話しかけると遺跡のコボルド退治を頼まれる。
 遺跡クリア後に戻ってきて話しかけると250Gくれる。
※会話の選択肢はいろいろあるが、偉そうな物言いをすると気分を害されて話が聞けない。
 コボルド退治を頼まれなかった場合でも、遺跡クリア後に話しかけると感謝されてお金がもらえる。
 
C:ジェンカルの家
 家の中の棚や箱からポーション、ゴールド、スクロールなどのアイテムが少し
 1階に「光と影の姉妹の歴史」という本がある。これはウルキャスターのクエストアイテムとおなじもの(ここにあるものがクエストアイテムという意味ではないです)なので、ここで取っておいても可。
 地下に降りるとこの家の主人ジェンカルがいる。様子がおかしいので問いつめると、こいつが遺跡内部にコボルドを招き寄せた張本人であることがわかる。とりあえずさくっと倒しましょう。EXP290
※この家の地下には、ファイアーワイン遺跡内部に入れる隠し扉がある
 
D:寺院
 口の悪い司祭がいる。ここの地下にもファイアーワイン遺跡に入れる隠し扉がある。
 
寺院地下入口 
 
E〜I:ガリキンの一般市民の家
 いずれも地上1階地下1階の構造。家人がいてもいなくても、その辺の箱を漁ってOK。
 めぼしいアイテム類
 ワンド・オブ・マジックミサイル、スリング+1、ポーション・オブ・ディフェンスなど。あとはゴールドやジェム類。
 Gには「ユニコーンランの歴史」という本がある。この本はバルダーズゲート北地区のとあるクエストに必要なアイテムとおなじものなので、ここで取っておくとあとで楽。(バルダーズゲートに行ってからでも調達は可能なので、ここで取っておかなければならないと言うものではないです)
 


 ガリキンと呼ばれるハーフリング達の集落に向かう途中、久しぶりに私を狙う暗殺者に出くわした。だが私も昔の私とは違う。難なく敵を倒すことが出来た。
 
「鉄騒動に首を突っ込んでいると言うだけのことではなさそうだが、何か心当たりがあるのか?」
 
 カイヴァンは怪訝そうだ。
 
「あるわけがないわ。でも私が狙われているのは確かよ。」
 
 半分やけでそう言った。これで誰かがパーティーを抜けたいというかも知れないが仕方ない。
 
「ゴライオンを殺した者達とおなじ手のものなら、悪いのはアデルではなく敵のほうだろう。」
 
「ゴライオンを知ってるの?」
 
 コランの口から出た意外な一言に私は驚いた。
 
「顔見知りでないことは確かだが、彼は有名な人間だ。あの有名なエルミンスターとも親交があったようだからな。」
 
 行く先々で出会ったあのおかしなじいさんが、エルミンスターと名乗っていた。それが嘘か本当か知らないが、ゴライオンという人には、まだまだ私の知らないことがたくさんある、それは確かなようだ。
 
「とにかく、こいつらの持ち物はいただいていきましょ。この先何があるかわからないわ。手に入るものは何でもとっておかなきゃ。」
 
 イモエンはさっさと死体を転がして良さそうな荷物を自分の荷物に移している。彼女の明るさ、たくましさを私も見習いたいものだ。
 
 やがてたどり着いたハーフリング達の村は実にのどかだった。思った通り、ハーフリング達は気のいい種族で、みんな気軽に声をかけてきてくれる。村長らしいガンドラーから、最近ファイアーワイン遺跡の中で何かが起きているらしく、その原因を突き止めて解決してほしいと頼まれた。遺跡探索をして人助けが出来るなんて一石二鳥だ。私達は早速遺跡に着いて聞き込みを始め、どうやら遺跡にコボルド達を招き入れる手引きをしていたハーフリングの存在を突き止めた。


ファイアーワイン遺跡
ファイアーワイン遺跡マップ
 
≪ファイアーワイン遺跡≫
 
 コボルドコマンドーが際限なく現れる。一度倒した場所にでも目の前にでも突然パッと現れるのでかなり大変。一匹あたりアロー・オブ・ファイアーを2本ずつ持っているので、がんばって倒せばけっこうな数のアローが手に入るが、かなりの消耗戦になるので気を引き締めてかかること
 
A:ガリキンからの入口1
 ガリキンマップCのジェンカルの家地下から降りるとここに出る。
 
B:ガリキンからの入口2
 ガリキンマップDの寺院の地下から降りるとここに出る。
 
C:ファイアーワイン橋からの入口
 ファイアーワイン橋マップDから降りるとここに出る。
 
D:ゴーストナイト
 6人の亡霊。この中の一人からロングボウ・オブ・マークスマンシップがすれる。野盗のキャンプですでにこのボウを手に入れているとすれないとの話があったが、そのボウを持っているコランがすったので大丈夫らしい。すれない理由は他にありそうだが未検証。
 亡霊達に話しかけると、裏切り者の話をとぎれとぎれにしてくる。マップE近辺に現れるアンデッドナイトの持っている「古代の鎧」を渡すと成仏する。EXP1500
 
E:アンデッドナイト
 ゴーストナイト達の仲間だったが裏切ったらしい。E近辺に近づくと向こうから寄ってきて「我を殺せ」と戦いを挑んでくる。
 EXP65、古代の鎧、スピア
※アンデッドナイトは移動しているので、E近辺のどのあたりに現れるかはその時によっていろいろ
 
F:オーガメイジ
 会話は発生するがとにかく戦闘
 EXP650、ラエラルのティアーネックレス、他
 
G:レンダーン
 いきなりライトニングボルトを放ってくるメイジ。遠距離攻撃でソッコー倒しましょう。
 EXP1400、ローブ・オブ・エレクトリカルレジスタンス、ポーション・オブ・ストーンフォーム、ポーション・オブ・パワー、グールタッチ、ファイアーボール、ライトニングボルト、クラウドキルのスクロール、ゴールド他
 
※レンダーンの近くにはオグリロンが何体かいるので、こちらにも注意。物陰からいきなり現れるので、不意をつかれるとけっこうイタイ。
 
a〜h
 罠。これでも全部確認しきれていないので、遺跡内を踏破したい場合は防御を固めたシーフでがんばってください(^^;
※罠の画像は何ヶ所か取り忘れたので掲載予定なしです(^^;
 


 遺跡内には凄まじい数のコボルドがいた。しかもファイアーアローを放ってくる。所詮コボルドとは言え、数が多いとそれなりにやっかいだ。怪しげなメイジがいきなり襲ってきた。オーガメイジもいた。さてみんなして何を企んでいたものやら、今となっては知るよしもないが、悪だくみを阻止したと考えて間違いないだろう。ガンドラーにも感謝されて、気持ちよくガリキンを去ることが出来た。


ファイアーワイン橋
ファイアーワイン橋マップ
 
≪ファイアーワイン橋≫
 
ファイアーワイン遺跡への入口がある。スケルトンが多いので注意
 
A:ベンタン
 イルメイターの信者。主人公達に教えを広めようとする。
 会話の選択肢を1−1と選ぶと怒って去ってしまう。最初に2か3を選ぶと説教される。4を選ぶと満足して去っていく。そのほかにも選択肢によってはさらに枝分かれするが、結果としてはあまり変わらないのでお好みで。
試しに倒すとEXP175 プロテクション・フロム・マジックのスクロール 名声がた落ち
※プロテクション・フロム・マジックのスクロールは貴重だが、これは彼に話しかける前にすりとることが可能なので、無理に倒す必要はない。
 
B:スケルトン
 大量にいるので注意。
 
C:ポー
 吟遊詩人。歌を聴かせてあげようと言ってくる。
 1を選ぶと断ることになり、それ以降は話しかけても聞くことが出来ない。
 2で「古の騎士伝説」が聞ける。(多分遺跡内のクエストの元ネタ)
 歌を聴き終わったあと、ほめるか、けなすか、さらに褒めちぎって金を渡すかの選択肢がでるが、どれを選んでもポーとは敵対しないので、好きなのを選べばよし。ただし、けなすとがっかりします(笑)
 ちなみに、アデル嬢は普通にほめました(^^)
 
D:ファイアーワイン遺跡への入口
 
E:カルサ
 頭がおかしくなりつつあるらしい女性。壺について何か言っているが、まともな会話は不可能。会話の選択肢1−1−2−2−2でカルサは死に、自称「最強のオーガメイジ」カルックが現れる。最強と豪語するだけあって、強さも経験値もそんじょそこらのオーガメイジとはひと味違う。
 カルックを倒してEXP3500
 ゴーストアーマーのスクロール、ラエラルのティアーネックレス、ブラッドストーンアミュレット、ゴールド
 カルサの死体
 ナーヴェズローブ、プロテクション・オブ・ファイアーのスクロール、ゴールド
 
F:メイラム
 自称「ソードコースト一の戦士」→こちらはいささかマユツバもの(^^;
 会話の選択肢が1−1−1で戦闘。2−2で怒って去る。3−2で友好的に別れる。
 倒した場合EXP1200
 ロングソード+1、ガントレット・オブ・ウェポンエクスパティーズ、ゴールド他ノーマルアイテム
 


 また夢を見た。血の夢・・・いや、違う。これはこの世界に流れる霊液だ。この世界のあらゆる場所にそれは流れていくが、一つの大きな流れになると言うより、あちこちで渦を巻いたり、小さな流れに別れたりしているようだ。その中に私がいる。小さな水流にもてあそばれ、大きな渦に巻き込まれ、どこまでもあてどなく流されていく。不思議なことに、その流れの中に自分の中に流れるものとおなじ何かを感じた。けれど飲み込まれたくない。そう思ったとき、船が現れた。帆を張り舵を取ろうとするが、すぐに高波が押し寄せ、どうしても飲み込まれてしまう。時折見るこの夢は、どんどんわけがわからなくなる。いったい何を意味しているのか。夢の中では何かがわかりかけるのに、目を覚ましたあとに残るのは奇妙な感覚だけだ。ベッドから起きあがり、鏡を見る。疲れ切った顔の自分がいる。朝までにもう一眠りしよう。こんな顔のままではみんなに心配をかけてしまう。


ウルキャスター
ウルキャスターマップ
 
≪ウルキャスター≫
 
 昔は権勢を誇った魔法学院。今は廃墟と化してモンスターがうごめいている
 
★:ここから上に上がれる
 非常にわかりにくいうえにマップ上には坂が描かれていないので注意
 
A:ファレット
 ただの石をすごい石だと言って1000Gで売りつけてくる奴(ちなみにただのターコイズジェム)。あほらしいので軽くあしらうのが吉
 
B:ホブゴブリンの群れ
 中の一体がブーツ・オブ・ステルスを持っている。死体はマメに漁るべし。
 
C:ウルキャスター学院長の亡霊
 古の魔法学院の威光を忍び、嘆く亡霊。4回話しかけると、4回目に遺跡の中から歴史の本を取ってきてくれと頼まれる。本を渡してEXP1000
※ここでウルキャスターがほしがっているのが「光と影の姉妹の歴史」という本なので、もう一度話しかけてガリキンで手に入れた本を渡せばウルキャスターのクエストは完了。でもダンジョンのお宝と経験値は捨てがたいのでやっぱり潜るのがベターかと。
 
D:アイチャーリッド
 自分の死を受け入れられないアンデッドの戦士。
 倒してEXP950、ディテクトインヴィジビリティのスクロール、ゴールド他ノーマルアイテム
 
E:学院内部への入口
 


 亡霊と話したのは初めてだ。もっとぞーっとするものかと思ったが、ブランウェンに寄れば悪意を持っていない亡霊と会話しても、それほど悪い影響はないらしい。もっとも必要以上に仲良くなるのはやめたほうがいいらしいが。ウルキャスターの学院長らしい亡霊から、地下の魔法学院にある歴史の本を持ってきてくれと頼まれた。そのことが気がかりで現世に縛りつけられているのだとしたら気の毒だ。何とかしてあげよう。


ウルキャスター地下
ウルキャスター地下マップ
 
≪ウルキャスター学院内部≫
 
 昔の栄光はすっかり消え去り、今ではモンスターの巣窟と化した学院地下。
 
★:地上から降りるとここに出る
 
A:オーカージェリー
 マジックアイテムしか効かないくせに経験値がしょぼい。EXP270
 
B:マスタードジェリー
 こいつは強敵。EXP2000
 
C:アイテム
 地面にボロッと置いてある。ポーション・オブ・ミラーアイズ、クリソベリルジェムなど。他はカーズドスクロールやノーマルアイテム。
 
D:死体
 ダガー+1、ポーション・オブ・ジーニアス、101G
 
E:アイテム
 これまた地面に置いてある。ポーション・オブ・ストレングス(ファイター以外のクラス用)、スカイドロップジェム
 
F:クモの巣
 ヒュージスパイダー×4 各EXP270
 巣の西側にアイテム→ポーション・オブ・ヒーリング×2、85G
 
G〜H:罠
 
Gの罠  Hの罠
 
I:死体
 アロー・オブ・ピアーシング×3、アロー・オブ・バインティング×2、ジルコンジェム、ゴールド
 
J:ワンド
 ワンド・オブ・ファイアーが転がっている。
 
K:アイテム
 ポーション・オブ・ヒーリング、ポーション・オブ・アブソープション
 
L:罠
 
Lの罠 
 
M:死体の山
 てんこ盛りの死体の山。Lの罠拡大図参照のこと。アイテムもてんこ盛り。
 ポーション・オブ・ヒルジャイアントストレングス、ポーション・オブ・ヒーリング×2、オイル・オブ・フィエリーバーニング、呪われた解毒剤、アシッドアロー×10、アロー・オブ・アイス×10、光と影の姉妹の歴史という本
※ここにある本が、本来ウルキャスターの亡霊に渡すべきアイテム。先にガリキンのアイテムでクエストを完了している場合は、取っても取らなくても可。
 
N:ヴァンパイアウルフ
 マジックアイテムしか効かないモンスター。倒すとEXP2000
 
※帰り道は敵が復活しているので、ぼんやり歩いていると痛い目に遭います。
 


 地下から歴史の本をなんとか見つけ出し、亡霊に返した。亡霊は満足したようにすうっと消えていった。やっぱりあまり気分はよくない。たとえ剣を向けられても、相手が生身の人間のほうがよほどいい。


東の岩場1
東の岩場1マップ
 
≪東の岩場1≫
 
 たま〜〜にアンクヘッグが出る。序盤はけっこう強敵なので注意。
 マップ内の記号表示が赤だと見にくいので、敵の記号色をきみどりに変更
 
A:ナシュケル鉱山出口
 ナシュケル鉱山地下4階マップの「外への出口」から出るとここに出る。一方通行なので、ここから中に入ることは出来ない。
 
B:女だけの賞金稼ぎ
 会話の選択肢で3を選んで嘘をつくと、彼女達がシリックの信者であることがわかる。
 ラマルハ:EXP1200、ポーション・オブ・パワー、ポーション・オブ・ストーンフォーム、他ノーマルアイテム
 ※親玉のくせに装備がしょぼい(^^;
 ジーラ:EXP900、ポーション・オブ・ヒルジャイアントストレングス、ゴールド他ノーマルアイテム
 テルカ:EXP600、レザーアーマー+2、ダーツ・オブ・ウーンディング×17、ポーション・オブ・マジックプロテクション、オイル・オブ・フィエリーバーニング、他ノーマルアイテム
 マネイラ:EXP600、スタッデッドレザーアーマー+1、アロー・オブ・ファイアー×14
 
※敵の持っている飛び道具は、戦闘が長引くほど減っていくと思われる
 
C:オーガバーサーカー×3
 普通のオーガより強い。EXP650×3
 
D:ヘントルード
 主人公達に助けを求めてくる。会話の選択肢は1−1で助けることに。2と3はわりと無責任な回答(笑)
 助けても助けなくても、彼はダガーを主人公達に無理矢理押しつけて逃げだしてしまう。
 
E:洞窟1
 グールがいる。棺からゴールド
 
F:洞窟2
 レブナントがいて、主人公達にダガーを返せと言ってくる。ここで言うダガーはマップDのヘントルードが持っていたダガーのこと。
 1.会話の選択肢2−1でダガーを返すことになり、レブナントは死んでEXP900。
 1.会話の選択肢1で戦闘。戦闘の途中に会話が入り、途中でも返すを選択すると最初から返した場合とおなじ展開になる。あくまでも返さないを選択し続けてレブナントを倒すとEXP3000。ダガー+2「ゴーレムの心臓」も手に入る。
 
G:洞窟3
 ガスト×3 各EXP650
画面左の棺
 チェインメイル+1、アロー+2×5、ポーション・オブ・フロストジャイアントストレングス
画面真ん中の棺
 グリーンストーンリング
画面右側の棺
 パールネックレス、ワンド・オブ・モンスターサモニング
 
※EからGまでの洞窟は、中に入ると一つのマップであることがわかる。だが、中からはそれぞれの洞窟へ行き来は出来ない。
 
H:ナルシリカス
 魔法の実験を行っているらしいメイジ。魔法を教えてくれと言うと怒り出す変なじいさん。
 以下会話の選択肢
 1→ナルシリカスは平和的に去る。
 2−1→ナルシリカスは立ち去るがグリーンスライム×4が現れる。
 2−2→ナルシリカスが怒ってマスタードジェリー×2を呼び出し、自分も戦闘に参加。
 ナルシリカス:EXP1400、ナーヴェズローブ、バーニングハンド、ウェブ、ライトニングボルトのスクロール、他ゴールドなど
 マスタードジェリー×2:各EXP2000→マジック武器しか通用しない。呪文もレジスタンスがあるのでやっかい。
 


東の岩場2
東の岩場2マップ
 
≪東の岩場2≫
 
 ギバーリングがやたら現れる。
 
A:ハーフィズ
 主人公に関する夢を見たので聞いてくれと言ってくる。
 選択肢1−1−3でプロテクション・フロム・マジックのスクロールがもらえるので、真面目に聞いたほうがお得♪
 
B:フレイミングフィスト
 この辺を歩いていると向こうから話しかけてくる。選択肢はいろいろあるが、冗談が通じないので真面目に答えた方が無難。ちなみにアデル嬢が選んだのは3。
 サミュエルという男を捜しているので、見つけたら知らせてくれれば50G払うと教えられる。
 
C:レナ
 サミュエルと一緒にいる女性。瀕死のサミュエルを助けるために、主人公達に彼を託そうとする。一度断るともう請け負えない。サミュエルに直接話しかけても無理。
 選択肢2−1−1で、サミュエルをフレンドリーアームインの寺院に連れて行くことになる。
 選択肢2−1−2で、連れて行くけど報酬を要求することになり、ジェイドリングをゲット。
 
D:サミュエル
 死にそうになって倒れている。レナに話しかけて彼をフレンドリーアームインに連れて行くことになると、サミュエルは自動的に主人公達の持ち物にはいる。115lbsあるのでSTRのあるキャラに持たせること。
 
※フレンドリーアームインまでは40時間かかるので、一気に連れて行かないと手遅れになってしまう。
 無事に送り届けてEXP500、名声+1、ポーションゲット。
 (先にすってしまっていたので、この時は何ももらえませんでしたw)
 送り届けたが間に合わなかった場合、フレンドリーアームインの寺院に着いた時点で『手遅れだったがあなた達に責任はない』と言われ、何ももらえない。
 
E:ギバーリングが大量にいる
 うっとうしいがそれなりに金品は持っているので、倒しておいたほうがいいかも
 
F:隠しアイテム
 スターサファイア、リング・オブ・ファイアーレジスタンス、イオルジェム
 座標:X1955、Y2372〜5のあたり。
※2006/8/18追記 DragonMaster様、谷崎様よりの情報


海岸2
海岸2マップ
 
≪海岸2≫
 
 海沿いはサイリーン、陸側にはホブゴブリンが現れる。特にホブゴブリンはほとんど際限なく現れるので注意。
 
A:パローニア
 勝手に話しかけてきて偉そうな物言いで去っていく。実害はないので、選択肢は適当に(^^;
 
B:サファナ(NPC)
 人間のシーフ。宝の地図を手に入れたから、手伝ってくれたら山分けだと持ちかけてくる。話に乗って彼女をパーティーに入れると、洞窟の場所を教えてくれる。
 
サファナキャラデータ

 彼女がパーティーにはいるとすぐにコランがくどき始めます(笑)
 
C:アルクシューレ
 占い師らしい。主人公を占ってやろうという。選択肢1−1で断ることになり、立ち去らせる。2を選ぶと占ってもらうことになり、その後1−1−2−2−1でアルクシューレは怒り出して戦闘となる。
 EXP600、メイジローブ・オブ・コールドレジスタンス、ゴールド 名声には変化なし
 
D:アルドルーイン
 マップEの灯台で子供がウォーグに襲われているので助けてくれと言ってくる。一方的に頼まれるので、受けるかどうかの選択肢はでない。
 灯台でウォーグを三匹倒して報告するとEXP500、60G、名声+1
 
E:灯台
 アルドルーインの子供がいる灯台。建物は崩れているので中には入れない。なお、アルドルーインの子供は特に出てこないので、ウォーグを倒したらさっさと報告。
 
F:キャリオンクローラー
 いきなり現れるので麻痺攻撃に注意
 
G:シル
 サイリーンの一族らしい。近づくと一方的に怒って攻撃してくる。彼女の他にサイリーンがあと2体いるので、特攻は無謀(^^;
 シル&サイリーン計3体:EXP2000×3、持ち物は他のサイリーンとおなじく毒矢とパール。
 
H:シルの洞窟
 サファナが言っていた洞窟はどうやらここらしい。
 
シルの洞窟内部
 a〜c:フレッシュゴーレムがそれぞれ一体ずついる。マジックアイテムしか効かない。&マジックレジスタンスあり。
 倒すと一体ごとにEXP2000
 d:水に浮かぶ小さな島にアイテム
  ダーツ・オブ・ウーンディング×10、エリクシール・オブ・ヘルス、ポーション・オブ・インフラビジョン、ポーション・オブ・アブソープション、クローク・オブ・ウルフ、ワンド・オブ・パラリゼーション、トーム・オブ・ボディーヘルス(CONアップ)、312G
 
I:ホブゴブリン大量出現ポイント
 狩っても狩っても現れるので、適当なところで切り上げるのが吉(^^;
 


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