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第四章

第四章扉
 
 
 せっかく次の目的地が決まったというのに、補給のために戻ったベレゴストで衝撃的な出来事が待ち受けていた。ダイナヘールがしばらくパーティーを抜けたいと言い出したのだ。理由を尋ねると、しばらくの間呪文の勉強に専念したいのだそうだ。今だってダイナヘールの魔法にはかなり助けられている。今のままではだめなのかと聞いてみたが、どうやらダイナヘールは野盗の幹部達の中にいたメイジの力に圧倒されてしまっているらしい。もっともっと修行を積まなければ、いずれ私達の足手まといになってしまうと言うのだ。仕方ない。パーティーにとって損失だと言うだけでなく、ダイナヘールは私にとってもイモエンにとってもとても良い友人だった。その彼女がいなくなるのは寂しいが、今は黙って送り出すのが一番いいのだろうと思う。ミンスクも名残惜しそうだったが、彼はダイナヘールのそばを離れない。二人はしばらくの間ジョヴィアルジャグラーに滞在し、ダイナヘールは呪文を、ミンスクは剣の修行を積むそうだ。私達が戻ってくるまでいてくれるといいのだが、それはわからないと言う。また会えるといいのだけど・・・。
 
 でも二人の離脱を私より残念に思っているのはイモエンだろう。どうも最近、イモエンはダイナヘールと内緒話をしていることが多かった。何を話しているのか聞いても、『いずれちゃんと話すから』と、私には教えてくれない。あ〜あ・・・また仲間捜しをしなければ・・・。でも、とにかく今はクロークウッドに向かおう。あの不気味な森に何が隠されているのか、この目で確かめなければならない。
 


クロークウッド1
クロークウッド1マップ
 
≪クロークウッド1≫
 
A:タスロイ
 9体いて、次々に襲ってくる。この中の一匹がベレゴストマップ南側ジョヴィアルジャグラーの中で怒っていたグルケのクロークを持っているので必ずゲット。
 クローク・オブ・ノンディテクション
※いいクロークなのでネコババしたくなりますが、とりあえずグルケに返しましょう。どうせ主人公のものになります♪
 
B:アルデス・サシェンスター
 毎年森に狩りをしに来る商人。森を守るドルイドと敵対しており、主人公達に加勢を頼んでくる。
 
C:セニヤド
 アルデスとの会話後に現れる。アルデスの狩りを止めるために手下3人を引き連れてやってくる
 
アルデスからの頼みは、とりあえず受けるのが吉。受けたことを前提として、以下その後の展開について
 
1.セニヤドとの会話で、1を選ぶとアルデスと敵対
 アルデスを倒してEXP650 ポーション・オブ・ヒロイズム バスタードソード+1対シェイプシスター+3「コンダール」 ダイヤモンド 1240G
 セニヤドと会話してEXP2000
2.セニヤドとの会話で、2を選ぶとセニヤドと敵対
 セニヤドを倒してEXP4000 手下のドルイド×3
 アルデスと会話するとポーション・オブ・ヒロイズム EXP2000 バルダーズゲートに行ったら商人協会へ顔を出してくれと言われる。
※クエストが請け負えるので5章になったら忘れず立ち寄りましょう。アルデスを殺した場合に手に入る「コンダール」はこのクエストをクリアするともらえます。
 
なお、ここでアルデスからコンダールをすっても、バルダーズゲートでの商人協会クエストクリアでまたもらえる(アイテムが増殖する)という情報もありますが、未確認ですので検証したい方はご自由にどうぞ(笑)
 
D:コラン(NPC)
 エルフのファイター/シーフ
コランキャラデータ
 ベレゴストのケルダス知事からワイヴァーン退治を頼まれているので、一口乗らないかと持ちかけてくる。目的のワイヴァーンはクロークウッド4に巣を構えている。いつまでもいかないと文句を言うが、退治したあとでもたまに文句を言うので、こいつの話はあまり気にしなくてもOK。パーティー内にいる女性には、必ずと言っていいほどコナかけてきます。バルダーズゲートでのとあるクエストでも、こいつがいると会話の展開ががらりと変わるので、なかなか楽しい♪
 
E:多分アルデスの別荘(?)
 中の箱から395G エリクシール・オブ・ヘルス ポーション・オブ・インヴァルナラビリティ ファィアーアロー、アイスアロー各2
 


 この森は深く、暗く、そして果てしなく広い。当分文明の地へ戻ることは考えないほうがいいだろう。森に入る早々、タスロイの群れに出くわした。その中の一匹がいやに上等なクロークを持っていた。何に使っていたのか考えたくもないほどに汚れているが、もしかしたらこれが、ベレゴストのジョヴィアルジャグラーにいたグルケが盗まれたというクロークだろうか。
 
「確かに汚いけど、少なくともお尻を拭いていたわけではなさそうよ。洗えば使えそうだわ。」
 
 イモエンはけろりとしてクロークを荷物にしまい込んだ。このクロークについては彼女に任せよう。このあたりは思っていたほど鬱そうとはしていない。狩人の小屋らしきものがある。そこで出会ったアルデス・サシェンスターは毎年ここに狩りに来ているらしい。そのせいで地元のドルイドと諍いが絶えず、死人まで出ているのだそうだ。ドルイドと言えば私はジャヘイラしか知らないが、彼らはそんなに獰猛な連中なのだろうか。今年もそろそろ文句をつけに来るらしい。かなり緊迫した状態なので守ってくれないかというアルデスの頼みを引き受けることにした。やがてやってきたドルイドのセニヤドは、目をぎらつかせて怒り心頭と言った表情だ。彼が引き連れている他のドルイド達も似たような顔をしている。結局話し合いは決裂し、ドルイド達を殺す羽目になった。あまり気分のいいものではないが仕方ない。アルデスに味方するものは彼らにとってすべて「悪」だなんて、こんな極端な考え方をする連中は好きになれない。アルデスは私達に感謝し、バルダーズゲートに行くことがあったらぜひ商人協会を訪ねてくれと言い残して去った。彼はそこの幹部らしい。殺しの代償として妥当かどうかはともかく、いずれ訪れるバルダーズゲートで活動するための足がかりは得たようだ。しばらく歩くと川があった。イモエンはにこにこして荷物からあのクロークを引っ張り出し、洗い始めた。なるほど洗ってみると、透けるような不思議な生地で出来た美しいクロークだ。
 
「あそこの橋の上に誰かいるようだな。敵でなければよいのだが。」
 
 ずっとあたりに気を配っていたカイヴァンがつぶやいた。彼の指さした先には、川に架けられた橋がある。その上を行きつ戻りつしながら、エルフらしい男が何事かぶつぶつつぶやいている。きちんと武装しているようだ。敵だったら援護してねとカイヴァンに声をかけ、私は思いきってそのエルフに話しかけた。彼はコランといい、エルフのファイターだった。この森のどこかにワイヴァーンの巣があり、その退治をベレゴストの知事から請け負ったらしい。だが一人では無理なので一緒にやらないかというのだ。誰かが通りかかるのを当て込んで仕事を請け負うとは、計画性のない奴だ。だが背負った弓はよく使い込まれており、いかにも腕は立ちそうに見える。ダイナヘールとミンスクが抜けたことで戦力に不安を感じていた私は、ワイヴァーン退治の手伝いを引き受け、彼をパーティーに誘った。この男、どうやらシーフとしても修練を積んでいるらしい。それを聞いたイモエンの目が輝いたことには気づいたが、なぜなのかまではわからなかった。
 


クロークウッド2
クロークウッド2マップ
 
≪クロークウッド2≫
 
スパイダーと罠が大量に出現するので注意
 
A:ティベール
 弟を捜してくれと頼まれる。請け負って損のないクエストなので請け負うべし。弟はKにいる。
 弟を捜してくるとEXP800
 
B〜J:ウェブの罠
 必ず近くにスパイダーがいる。引っかかっても引っかからなくても襲ってくるのは同じなので、さっさと解除しておくこと。
※一部の罠では、解除すればスパイダーが出現しないこともある
 
B拡大図C拡大図
D拡大図E拡大図
F拡大図G拡大図
H拡大図I拡大図
J拡大図
 
K:センテオールの巣
 
L:クモの主人センテオール(一応女)
 
 何をどう話しても戦闘になるが、会話の選択肢で3を選ぶと彼女がここにいる理由が聞ける。『アークメイジのジョン・イルカス』に呪いをかけられたとか。どっかで聞いたような名前ですな。偶然だろうけど(笑)
 倒してEXP1000
 彼女の座っている場所の西側にアイテムあり。
 ファイアーオパールリング、ワンド・オブ・フロスト、スパイダーズベイン(ツーハンデッドソード)、リング・オブ・フォリー、ティベールの弟チェラックの体
 
※ここにある『チェラックの体』がティベールの探している弟の変わり果てた姿。死体と、彼らが持ってきたスパイダーズベインを持ってティベールに会うと、チェラックの体を引き取ってくれて、スパイダーズベインはもらえる。ただし、チェラックの体は激重なので(185lbs)荷物は軽くしておきましょう(笑)
 


 森の中でティベールという男に出会った。私よりは少し歳上だろうか。青ざめた顔で明らかに怯えている。話を聞くと、弟と二人でどこかから見つけた「スパイダーズベイン」というクモ殺しの剣を携え、「クロークウッドの勇者」となるべくスパイダー退治にやってきたと言う。だが剣の威力を試す前にクモに捕まってしまい、弟が行方不明になったそうだ。見ればろくな装備を身につけていない。彼らはその剣が勝手にクモを殺してくれるとでも思っていたのだろうか。自業自得と言いたいところだが、弟が行方不明だというのが気にかかる。気の毒になって、その弟を見つけてあげると約束した。だがそう簡単にはいかなかった。このあたりはとにかく罠だらけだ。イモエンの大活躍と言うところだが、それにしても数が多い。罠はみんなウェブの呪文がかけられているらしい。罠が発動して身動きがとれなくなったところに現れるのは多分スパイダーなんだろう。イモエンは罠を探索するとき、いつもコランと一緒に行っていた。コランのシーフ能力を試したいらしい。何を考えているのだろう。
 森の奥に進むと、妙な建物・・・いや、これは巣のようだ。何かいるのは多分スパイダー。気を引き締めて中に入ると・・・・なぜかそこにいたのは、大量のスパイダーを従えた女・・・。人間の女だった。しかもかなり太っている。あれでは立ち上がるだけでも相当なエネルギーを必要とするんじゃないだろうか。センテオールというその女は、ジョン・イルカスというアークメイジに横恋慕して彼と彼の妻に悪巧みをしかけたが、逆に呪いをかけられ、以来ここに住んでいるらしかった。彼女の命令で一斉に攻撃してきたクモたちを何とかなぎ払い、センテオールを殺した。こんなところで世の中すべてを呪いながら生きるより、そのほうが幸せなんじゃないかと思う。彼女の住処の中から、若い男の死体と立派なツーハンデッドソードが見つかった。これがチェラックだろうか。だとしたら悲しすぎる結末だ。ティベールのところに戻り確認してみると、やはりそうだった。彼は嘆き悲しみ、その立派なツーハンデッドソード「スパイダーズベイン」を私達に託した。


クロークウッド3
クロークウッド3マップ
 
≪クロークウッド3≫
 
シャドードルイドの領域。あちこちで出くわす&いきなり会話が始まってしまうので、選択肢は慎重に。
 
A:エルドス(NPC)
 人間のバード。
エルドスキャラデータ
 話しかけるとまずはワインを勧められる。飲むを選択すると、バルダーズゲート内にあるエンタールシルバーシールド公の娘を自由にする手助け(要は駆け落ち?)に手を貸してくれと持ちかけてくる。依頼を受けて彼を仲間に入れても、5章になるまでバルダーズゲート内には入れないので、依頼遂行はそれからの話。エンタールシルバーシールド公の娘は良いとこのお嬢さまなのになぜかクラスはシーフ(笑)うまい具合に駆け落ち成功となるとその娘も仲間に加わり、その後外したり加えたりは全部エルドスとセット。
※エルドスは一日5本の毒矢を作れると言う特殊能力を最初から持っているので、序盤はありがたいかも。なお、ワインを断っても場所移動をしないので、再度話しかけて誘うことも出来る。
 
B:ラスカル
 橋を渡ると話しかけてくるドルイド。アイアンスロウンに手紙を届けたいのだが彼らの仲間かと聞かれる。
1.仲間だと答えた場合
 ドルイド達はアイアンスロウンと敵対しているので問答無用で戦闘。
 倒すとEXP1000 ポーション・オブ・インヴァルナラビリティ 12G 名声はガツンと下落(例:名声20の場合−10)
2.敵だと答えた場合
  ポーション・オブ・インヴァルナラビリティをもらえる。
 
 人間のドルイド。
ファルドーンキャラデータ
シャドードルイドという組織に属し、森を汚すもの達を激しく憎んでいる。 
※顔が恐いので使ったことはありません(^^;
 
D:タキヤー
 シャドウドルイドの一員。会話の選択肢で1−1か、3を選ぶと戦闘。EXP120 
 1−2か2で友好的になり、ファルドーンを仲間にすることを勧められる。
 
E:木のうろ
 1階の箱からポーション・オブ・ヒーリング、ポーション・オブ・フリーダム、解毒剤各1
 棚の中から6G、スリングとスタッフ(ノーマル武器)
 2階に上がるとアマランデがいる。彼もシャドウドルイドの一員。クロークウッド1でアルデス・サシェンスターと敵対していたセニヤドを『臆病者』と言い切るあたり、ドルイド達も一枚岩とは言えないらしい。会話の選択肢は1で戦闘(EXP120)、2で友好的に、3でたっぷり説教されるが、3のあと2を選ぶと友好的に別れることが出来る。2階の棚はほとんど空。入っていてもたいしたものはない。
 
F:イゼフィア
 シャドウドルイド(倒すとEXP120)。近くの洞窟に生き物を捕まえている奴がいるからきっと何とかしたいだろうと言われる。あんたがしてほしいんじゃないか(^^;。洞窟とはGのこと。
 
G:洞窟
 中に入るとベビーワイヴァーンを従えたピーター・オブ・ザ・ノースがいる。会話でどんどん追いつめていくと戦闘。
ピーター・オブ・ザ・ノース:EXP240 アイスアロー、アロー+1 他ノーマルアイテム
ベビーワイヴァーン×2:それぞれEXP450
 
 
※このマップにいるドルイド達はみんな移動しているので、上記マップは『だいたい現れると思われる場所』。パーティーの動きによって微妙に違う場所で出会うときもあるので、こまめのセーブは忘れずに。
 


 こんな薄暗い森の中で、なぜか優雅にワインを飲んでいる男に出会った。彼はエルドスと名乗り、ちょっと話を聞いてくれとワインを勧めてきた。話しだけならとごちそうになったが、なかなか上等なワインだ。エルドスの話はこうだ。彼にはスキーという恋人がいる。彼女はなんとバルダーズゲートのエンタールシルバーシールド大公の娘だそうだ。彼女は父親から離れて一人暮らしをしたがっているという。それを手助けしてほしいというのだ。つまりは父親の厳しい管理の下で暮らすより、恋人と自由に暮らしたいと言うことなんだろう。それだけなら裕福な暮らしを捨てても愛を貫くというその姿に感動しそうなものだが、なんと彼は追いかけてこられたときのために、恋人であるはずのスキーを人質として、彼女の父親に大金を要求するというのだ。いくら恋人を自由にするためとは言え、お金を受け取ってしまったら私達は立派な誘拐犯になってしまう。とりあえず今やりかけの仕事が終わったら考えてみるとだけ言っておいた。ワインの代金分ならこのくらいがいいところだ。
 エルドスと別れて、私達は森の奥へ奥へと進んだ。このあたりはシャドードルイドの縄張りらしい。またセニヤドみたいな、ぎらついたわからずやが出て来るのかと思ったが、出会うドルイド達は一応こちらの言い分を聞いてくれる。彼らの話を総合すると、アイアンスロウン達がこの森の奥にある鉱山を根城にしているのは間違いないらしい。森を抜けるためにファルドーンという彼らの仲間を連れて行くことを勧められたが、彼女を仲間には入れなかった。バランスを重視するはずのドルイドにしては、彼らの考え方が偏りすぎているような気がして、あまり好きになれなかったからだ。
 
夢の情景
 森の中でキャンプを張ったとき、また夢を見た。今までの出来事、誇らしい勝利の数々。そしてキャンドルキープの夢。自分が鳥になり、投石機の石になり、世界の中心まで落ちていく夢・・・。そこは洞窟になっていて、なぜか自分にひどく似た石がある。骨の短剣がどこからか飛んできて石を穿つ。石にはほんの少しのひびが入っただけなのに、体を引き裂かれそうなほどの激痛が走る。「お前の体はもろい。」「お前も死ぬと言うことを忘れるな。」また不気味な声が響く。まるで何かにもてあそばれているようなとりとめのない悪夢。この夢は、あの声は、いったい何を意味しているのだろう・・・。


クロークウッド4
クロークウッドマップ
≪クロークウッド4≫
 
4章ラストダンジョンとなる鉱山手前のマップなので、あちこちに『守衛』が現れる。クロークウッド1でであったコランが言っていたワイヴァーンの巣はこのマップにある。
 
A:ハマドリアッド
 サイリーンの仲間みたいなやつ。出会い頭にいきなり呪文詠唱を始めるが、これはダイアチャームの呪文なので出来るだけ回避すること。回避方法は遠距離武器で集中攻撃が一番簡単。
 倒すとEXP650
※万一ダイアチャームにかかったキャラがいる場合の対処法
 1.ディスペルマジックで解除。ただしスペルキャスターのレベルが低いと効かないこともある。
 2.効かなかった場合、またはディスペルマジックを唱えられるキャラがいない場合は、ダイアチャームをかけられたキャラから出来るだけ離れた場所に退避し、呪文の効果が切れるのを待つ。チャームされたキャラは動かないのでこの方法も情けないけど有効(^^;
 
B:ワイヴァーンの巣
ワイヴァーンの巣  
 コランが言っていたワイヴァーンの巣がここ。
 ワイヴァーン×2:EXP各1400
 ベビーワイヴァーン×3:EXP各450
 ワイヴァーンの死体からは頭がそれぞれ一つずつとれる。これをベレゴスト東の寺院にいるケルダス・オーミリアに持って行くと2000Gもらえる。これは1回だけなので、残った頭はフェルデポストインあたりで売るのがいいかと。
 
 内部マップaの死体にアイテム
 62G ジェイドリング ウオーターオパール ガーネットジェム ワンド・オブ・フィアー プレートメイル
 


 森のかなり奥まで来た。このあたりにはなぜか鉱山の守衛達がうろついている。まだ鉱山など影も形も見えないというのに、何でこんなに遠くまで警備しているのか。答は一つ、鉱山に近づかれては困るのだ。どこの誰にも。
 
「ちょっと待ってくれ。」
 
 突然コランが立ち止まった。不気味な洞窟の前だ。
 
「ここがおそらくワイヴァーンの巣だ。」
 
「ではさっさと退治して先に進もうではないか。」
 
 カイヴァンが答えて、私達は慎重に準備をして洞窟の中に足を踏み入れた。中にいたワイヴァーンは2匹、小型のベビーワイヴァーンが3匹。どうやらワイヴァーン達は友人を食事に招待してはいなかったようだ。おかげでそれほど苦労せずに倒すことが出来た。彼らはここで親子仲良く暮らしていたらしい。ほとんど骨だけになった人間の死体が一ヶ所に積み上げられているのは、ここが彼らにとっては生ごみの捨て場所だったんだろうか。
 
「奴らの食卓に載るのが人間や家畜でなくネズミ程度だったなら、この家族は今夜も無事に食事にありつけたんだろうけどな。」
 
 退治の証拠となるワイヴァーンの頭を切り離しながら、コランがつぶやいた。
 
「ここはどのあたりなの?」
 
 ブランウェンが辺りを見回し、額の汗を拭った。さっきからずっと同じところを歩き回っているかのごとく、周りの風景には少しも変化がない。どこまでも続く鬱蒼とした森の中だ。
 
「そろそろこの森も終わりだ。野盗のキャンプにいたローグの情報が正しければ、この先にアイアンスロウンの拠点である鉱山があるはずだ。」
 
 カイヴァンが言って、先頭になって歩き出した。長い間森の中にいたレンジャーだ。彼の勘は信用出来る。しばらく歩いた頃、カイヴァンが立ち止まり、あたりを見渡して呟いた。
 
「どうやら抜けたようだな・・・。」
 
 でもあたりの木々は鬱蒼としていて、さっきまで歩いていた森の中となんの変わりもないように見える。『それじゃ今度は私達の出番かしら』うれしそうにそう言って、イモエンはまたコランと一緒に偵察に出かけた。コランのシーフ能力がどの程度なのか私はよくわからないが、彼のステルス能力がずば抜けていることはわかる。コランなら、敵のすぐ隣をすり抜けても気づかれないんじゃないかと思うほどだ。やがて戻ってきた二人はなぜか楽しそうだった。
 
「なかなか手応えがありそうな奴らがいたぞ。」
 
「ほんと、一応冒険者のふりしてるけど、目つきが鋭すぎるわ。あれじゃ私達は殺し屋ですと看板を出しているようなものよ。」
 
 イモエンもけらけらと笑っている。つまりこの先には冒険者を装った殺し屋達が、野盗の幹部を殺した『傭兵団』を殲滅すべく待ちかまえているというわけだ。
 
「頭の中まで筋肉で出来ていそうなファイターが先頭に立っていたな。だがメイジらしき奴もいるようだ。油断は出来ん。」
 
「なるほど、では彼らを倒せば、そこはおそらく鉱山の入り口だな。」
 
 カイヴァンが笑った。
 


鉱山(外)
鉱山(外)マップ
 
≪鉱山(外)≫
 
アイアンスロウンの拠点となっている鉱山がある場所。一通り歩き回れるが、鉱山以外にめぼしいものはない。
 
A:守衛
 二人で待ち伏せしている。
 
B:主人公達を狙う冒険者のパーティー
 一応会話は発生するが、どれを選んでも戦闘。
 ドレイサス:EXP1400
 チェインメイル、ブーツ・オブ・スピード、モーニングスター+1、ポーション・オブ・フロストジャイアントストレングス、ゴールド、スクロール(手紙)
 ジェンソール:EXP1600
 プレートメイル+1、ゴールド、他ノーマルアイテム
 レズダン:EXP1200
 メイジローブ・オブ・コールドレジスタンス、ゴールド
 カイサス:EXP1400
 旅人のローブ、ゴールド
 
C:守衛の詰所?
 1階には守衛が二人いるが、当然戦闘(^^;
 その辺の箱を調べるとポーション・オブ・マジックシールディング、ジルコンジェムなど
 2階に上がると守衛が命乞いし、鉱山内部への入口がある場所を教えて逃げていく。
 2階にもたくさん箱があるが、ノーマルアイテムとゴールドだけ
 
D:倉庫らしき場所
 入ると守衛と戦闘になる
 
E:鉱山の入口
 高床式の小屋への階段を上がると鉱山内部へと続くエレベーターの前に出る
 
F:ラカダール
 守衛の親玉みたいな奴
 会話の選択肢で、1−1−1と選ぶと「用事を思い出した」と言って逃げていく。1−1−2と選ぶと、妙に丁寧に返事をして去っていく。
会話の内容は実際に確認してみてください(笑)
それ以外の選択肢はアイアンスロウンに関する内容なのですべて戦闘になる。
 ラカダール:EXP120、そのほか守衛が4人出てくる
 


 冒険者達の死体が足下に転がっている。なかなかいい装備を身につけていたのでいただいていくことにした。殺しを請け負う冒険者・・・私達だってアルデスに頼まれて、結果としてドルイド達を殺してしまった。この連中を非難する気はないが、肯定する気にもなれない。ただ一つわかっていることは、彼らを殺さなければ今ここに転がっているのは私達だったのだろうということだ。念のため、宿舎らしき建物に足を踏み入れ、中にいた衛兵達も殺した。キャンドルキープを出てから今まで、私はいったい何人の人間を殺したのだろう。そしてこれから何人殺すのだろう。ハンマーにべっとりとついた血を見ていると、心の奥がざわめき出す。それが恐怖なのか歓喜なのかよくわからない・・・。こんなことを考えるなんて・・・私はいったいどうしてしまったんだろう・・・。
 


鉱山内部第一層
鉱山内部第一層マップ
 
≪鉱山内部第一層≫
 
 鉱員がウロウロしているがたいした話は聞けない
 
★:上の階から降りるとここに出る
 
A:守衛1
 一方的に話しかけてきて敵対する。さくっといきましょう(笑)
 
B:フェイバー
 Cに立っているアンダルッソンと言う鉱員がダヴァエロンの悪口を言っていると主人公達に言ってくるが、相手が守衛じゃないと気づくと大声で守衛を呼びながら行ってしまう
 
C:アンダルッソン
 石を砕く理由を教えてやると言われるが、たいした話は聞けない
 
D:守衛2
 主人公達を仲間と間違えて、最近妻との夜の生活に元気が出ないと相談を持ちかけてくる。選択肢のどれを選んでも、相手が仲間でないことに気づき、戦闘になる
 
E:川の水をせき止めておくプラグ
 ここをゆるめると鉱山の中に水が流れ込んでくるらしい
 
F:鉱員1
 プラグの使い方を知っている鉱員。会話の選択肢1−1で鉱山の元持ち主であったというイェスリックの話が聞ける。そのあと2を選ぶとリルという鉱員が鉱夫達を逃がしてくれるから話を聞けと言われる。1−2と選ぶとリルの話だけが聞ける。
 
 最初に2を選ぶと、あとはもう話が出来ない。
 
※この話は本筋のクエストなので、ここで話を聞かないを選んで進めても、最終的におなじ流れになると思われる。ただし、話を聞いて進めた場合とおなじ報酬(EXPと名声)がもらえるかどうかは未確認
 
G:守衛3
 妻と10人の子持ちなので見逃してくれと言ってくる。2を選ぶと見逃すことになる。他の選択肢は戦闘。ちなみにアデル嬢はいい人なので見逃しました(^^)
 
H:鉱員2
 会話の選択肢で2を選ぶと、秘密の階の話が聞ける
 
I:階段
 ここから第2層へ行ける
 


 鉱山の中は薄暗く、かびくさい。鉱員達は一様に生気がなく、怯えたような目をしている。ナシュケル鉱山で働いていた鉱員達も最初はこんなだったが、ムラヘイを殺してコボルド達を追い出してからは、忙しさに愚痴をこぼしつつも楽しそうに仕事をしていた。ここにはコボルドはいない。だが・・・おそらくはもっとタチの悪いものが巣くっている。
 
 慎重に通路に踏み出した。ここの守衛達はみんなアイアンスロウンの息がかかった者達ばかりだ。にこやかに挨拶してくれる者は誰もいない。何人かの守衛をなぎ払ったところで、まわりにいた鉱員達の目つきが変わった。何を話しかけてもぼんやりしていた彼らが『助けてくれ!ここから出してくれ!』と私達に迫ってきたのだ。みんなここから出たがっている。でもそんなことを言えば殺されてしまうらしい。何とかなだめて、私達は進んでいった。
 
 奇妙な装置を見つけ、近寄ってみた。その装置の前には他の鉱員達と同じように生気のない怯えた目の鉱員が、ぼんやりと立ちつくしている。鉱員は私達を見ると、ここから助け出してくれるなら、ここに巣くう悪党共ごと鉱山を壊滅させる方法を教えてくれると言い出した。その話が本当なら助けてあげようと、話をよく聞いてみると、この鉱員は以前素行不良という名目で、鉱山のなかの牢獄に投獄されていたという。その時に知り合ったのが、おなじ牢獄にいたイェスリックという老ドワーフだそうだ。そのドワーフはなんと元々ここの鉱山に住んでいたドワーフの氏族の最後の生き残りで、アイアンスロウンからやってきた鉱山の管理者に脅されてこの装置を作り上げたという。
 
 この装置は、近くを流れている川から地下の水脈に流れ込んでくる水をせき止めておくためのプラグだそうだ。美しい黒曜石で出来ており、単なる『栓』の役目にしておくのはもったいないほどだ。ドワーフという種族は、こういった細工物が他のどの種族より得意だと聞いたことがある。そのプラグを外すためには鍵が必要だ。だが、その鍵は当然ながらそのあたりに置いてありはしない。ここの鉱山の管理者が持っているだろうと、その鉱員は言った。私達はその管理者を捜し、鍵を持って戻ることをその鉱員に約束した。鉱員は喜んで、下層に行ったらリルという鉱員を探し、その鉱員にここの鉱員達を救うための相談をしてみてくれと言われた。なかなか頭の回る男らしく、きっといい方法を見つけてくれるはずだということだった。
 
 鉱山の管理者とはおそらく、野盗のキャンプで見つけた手紙にあったダヴァエロンという人物だろう。ムラヘイやタゾクを操っていたのが彼なのか・・・。だがこのダヴァエロンもアイアンスロウンの操り人形に過ぎないかも知れない。私を狙う者は、アイアンスロウンなのか?でも彼らと私の接点など、ナシュケルの鉄騒動くらいのものだ。私が狙われていたのはもうずっと以前、キャンドルキープで暮らしていた頃からなのだ。どんどんわけがわからなくなる。でも今は考えることをやめて、とにかくこの鉱山の鉱員達を何とかすることにしよう。
 


鉱山内部第二層
鉱山内部第二層マップ
 
≪鉱山内部第二層≫
 
★:上の階より 
 
A:守衛×2
 いきなり戦闘
 
B:牢獄
 囚人達に話しかけても、たいした反応はない
 
C:武器庫
 体裁は武器庫だがほとんど何もない
 
D:倉庫
 何もない
 
※CとDの中身はある程度ランダムの可能性があるので、今回たまたま何もなかっただけかも(^^;
 
E:隠し扉
 手前に守衛がいて、見逃すか殺すかの選択肢が出る。見逃すとダヴァエロンの居場所を教えてくれる
 
F〜G:罠(向かって左がF、右がG)
Fの罠拡大図 Gの罠拡大図 
 
H:守衛達が待機している部屋
 迂闊に踏み込むと蜂の巣に(^^;
 ハレイシャン:EXP1200
 グールタッチ、へイストのスクロール ポーション・オブ・エクスプロージョン ゴールド アドベンチャラーズローブ
 その他守衛とブラックタロンズエリート合わせて10名
 ブラックタロンズエリートの持ち物やEXPは以前のマップに出たものとおなじ。
 
※この部屋の場合、シーフをステルスで先行させ、見えないぎりぎりからファイアーボールという姑息な手が一番確実(笑)
 
I:一般人
 コックらしい。話しかけると怒られたような・・・。
 
J〜K:隠し扉
 隠しのわりに近づいただけで現れる(^^;
 
L:イェスリック(NPC)
 ドワーフのファイター/クレリック。第一層の鉱員の話に出てきた、鉱山の元持ち主。アイアンスロウンのリエルタールにだまされて鉱山を乗っ取られたという。仲間にした時点では丸腰でHPが半分状態なので、ここに来るまでにその辺で装備を拾っておくといいかも。
イェスリックキャラデータ 
 
 
※イェスリックをパーティーに入れなかった場合、鉱山クリア後は鉱山の入口(殺し屋達がいた場所の橋のところ)に待機していると言う話だが、攻略本では仲間に出来なくなるとあるので、私はいつも一度彼を連れて地上においてきてからふたたび地下に潜ります。どっちが正解なのかは未確認。
 
M:リル
 第一層の鉱員が話していた男。彼に話しかけて選択肢を2−2と選ぶと、鉱員達を連れて逃げてくれる。パーティーの所持金が渡した分だけ減る。
 
N:鍵付きの扉
 こっちを先にあけると、リルとの会話になる。Kの隠し扉から行くとイェスリックとの会話が先になる。
 
O:階段
 ここから第3層へいける
 


 下の階は、どうやら坑道ではなく、鉱山労働者達の住居や事務所になっているらしい。だが、どうしてそこにホブゴブリンの匂いがするものやら。牢獄もここにあったようで、鍵を開けて中を覗くと、二人の囚人がいた。話してみるとそのうちの一人がリルで、もう一人のドワーフがイェスリックだった。私達はリルに話をし、金を渡して鉱員達をまとめて地上に逃がすよう頼んだ。ここから上に行くまでの敵はすべて倒してある。これで鉱員達は大丈夫だろう。そしてイェスリックは私達の仲間としてパーティーに入ってもらうことにした。彼はファイターでありクレリックだった。彼は私達にとても感謝し、この先何があってもあんた達のために戦おうと約束してくれた。長い牢獄暮らしですっかり弱っているイェスリックのために食料を提供して、食べている間にいろいろと話を聞くことが出来た。
 
 125年前まで、この鉱山はイェスリック達の氏族の住処だった。だが掘削中にたまたま掘り当てた川底から洪水がおこり、多くの仲間を失った。イェスリック達はこの鉱山を仲間達の墓場としてここを離れた。そして長い年月が過ぎ、イェスリックはアイアンスロウンのリエルタールから仕事をもらい、彼を友と信じてこの鉱山の話をした。その話を聞いたリエルタールは手のひらを返し、イェスリックを捕らえて拷問した。そして場所を聞き出すとこの鉱山をアイアンスロウンの拠点とし、イェスリックはそのまま牢獄にぶち込まれたのだという。
 
「やつを信じたわしが愚か者だった。やつらの腐った計画をぶちこわせるなら、喜んで手伝おう。しめたプラグは、ゆるめればいいだけだ。さあ行くぞ!」
 
 すっかり元気を取り戻したイェスリックは力強く立ち上がり、倒した守衛達の装備から良さそうなものを拾って身につけた。彼はこの鉱山のなかを誰よりもよく知っている。百万の味方を得た思いで、私達は下の階へと降りていった。


鉱山内部第三層
鉱山内部第三層マップ
≪鉱山内部第三層≫
 
アイテムもたくさん、敵もたくさんなので、気を引き締めないといきなり死ぬ。
 
★:上の階より 
 
A:守衛
 守衛×4、ホブゴブリン×3が待ちかまえている。
 
B:守衛の部屋1
 上位の守衛の部屋らしい。棚やタンスからアシッドアロー、バイティングアロー各5本、ジェム類
 
C:守衛の部屋2
 Bにおなじ。ゴールド、ジェム、リング類、その他ノーマル武器
 
D:守衛の部屋3
 B、Cにおなじ。ポーション・オブ・ミラーアイズ、ポーション・オブ・ストレングス、ポーション・オブ・ファイアージャイアントストレングス、ディスペルマジックのスクロール、ゴールド
 
※守衛の部屋には、たまにその部屋の主人がいるので注意
 
E:武器庫
 ほとんどがノーマル武器だが、スタッデッドレザーアーマー+1とスモールシールド+1がある。ポインタを滑らせて、一通り全部調べること。
 
F:部屋
 中にはいきなり襲ってくるメイジ。
 ナターシャ:EXP1200
 旅人のローブ、グールタッチ、スロー、ホールドパーソン、ミラーイメージのスクロール
 他ホブゴブリンが何体かいる。ホブゴブリンは廊下にも現れるので注意。
 
G:宿泊所らしき場所
 ホブゴブリンが無限に現れる。
 おいてある箱にはアイテムが入っているので一通り調べること。
 ポーション・オブ・マジックプロテクション、プロテクション・フロム・アシッド、カーズドスクロール、ゴールド類とノーマル武器
 
H:休憩室らしき場所
 Gにおなじ。ホブゴブリンが無限に現れる。
 おいてある箱にはアイテムが少し:スピア+1、ジェム類、ゴールド
 
I:謎の部屋
 オーガメイジが待ち伏せしている。最初消えた状態で話しかけてきてから攻撃してくるので、一人が先行して会話だけ発生させ、ソッコー逃げて廊下で待っているうちに呪文効果が切れてくる。そこを叩くと楽♪
 EXP650、ラエラルのティアーネックレス、ゴールド
 
J:祭壇がある部屋
 中の守衛の問いに対して4の「シリック」と答えると守衛は満足して去っていく。他の選択肢を選ぶと戦闘。どうやらここはシリックを祭った祭壇らしい。
 祭壇両サイドの柱にアイテム:エリクシール・オブ・ヘルス、ポーション・オブ・ヒルジャイアントストレングス、ポーション・オブ・インヴァルナラビリティ、ポーション・オブ・ヒーリング
 
K:守衛
 会話の選択肢で4の「特別な任務」を選ぶとスルーパス。それ以外は戦闘
 
L:空洞
 謎の空洞。縁は歩けるが特に何もなし。
 
M:階段
 ここから第4層へいける。
 


鉱山内部第四層
鉱山内部第四層マップ
≪鉱山内部第四層≫
 
鉱山最下層。ここに目的のダヴァエロンがいる。鍵や罠がかかっている箱が多いので、慎重にあけること。
 
★:上の階より 
 
A:守衛
 一応会話の選択肢はあるが、どれを選んでも戦闘。ちょっと強い奴らしく、EXP650
 
B:箱1
 ポーション・オブ・ヒーリング、ゴールド類
 
C:箱2
 ポーション・オブ・ヒーリング、ポーション・オブ・コールドレジスタンス
 
D:罠
 これでもかというくらい大量の罠。引っかかるとバトルホラー×2が登場。一体につきEXP4000なので、わざと引っかかって呼び出すのもあり。ただし激強&マジックアイテム+2以上以外通用しないので、ココロして挑みましょう(^^;
 ※罠の中身→最初と2番目がそれぞれバトルホラーなので、まず罠を画面に表示させ、一つずつ踏んで一体ずつ倒すのもあり。ただし、かなりの消耗戦。ダヴァエロンより遙かに手強い。三番目と四番目の罠は、スカルトラップらしきものなので、踏んだキャラが直接ダメージ。
 
E:箱3
 ポーション・オブ・エクスプロージョン、ポーション・オブ・ファイアーブレス、ポーション・オブ・マスターシーフ、ゴールド類
 
F:本棚
 ディテクトインヴィジビリティのスクロール
 
G:箱4
 ゴールド類
 
H:ダヴァエロン
 鉱山のボス。Dの罠を解除して進んでいくとここにいる。会話発生時にはプロテクション・フロム・ノーマルミサイルの呪文に守られていて、戦闘が始まるとミラーイメージもかける。攻撃をかけるとディメンションドアで逃げまくるので、追いかけるよりおびき寄せたほうが楽。
 死ぬとEXP6000。死んだ瞬間5章に突入。もうちょっとタメはないんかいと突っ込みを入れたくなるほど急転直下な展開です(^^;
 
I:ダヴァエロンが現れる場所
 会話発生後、一度攻撃すると逃げるが、じっと待っているとここに現れる。マジックアイテムで集中攻撃すればあっさり倒せる。死ぬと定位置に死体が移動(^^;
 
J:祭壇らしき場所
 ダヴァエロンの死体が現れる場所。どこで倒しても死体はここに来る。
 旅人のローブ、メイジローブ・オブ・イービルアークマギ、ブレーサー・オブ・ディフェンスAC6、グリース、シールド、プロテクション・フロム・イービル、プロテクション・フロム・ペトリフィケーションのスクロール、リバープラグの鍵、リエルタールからの手紙3通
 
K:宝箱
 ワンド・オブ・フィアー
 
L:ステファン
 ダヴァエロンの弟子。いろいろ聞き出せる。命乞いをするので、プレイスタイルによってお好みで。アデル嬢はもちろん逃がしました(^^)
 ステファンのいた部屋の本棚
 東側:インフラビジョン、ラーロックズマイナードレイン、ホラー
 北西側:ブラー、ラーロックズマイナードレイン
 
M:マスタードジェリー
 なぜかここにマスタードジェリーがいる。ダヴァエロンのペット??
 マジック武器しか通用しない&攻撃呪文はほとんどマジックレジスタンスではじかれる。
 見事倒せればEXP2000
 
N:宝箱
 ダイヤモンド、ラエラルのティアーネックレス、ムーンバージェム、メルフズアシッドアローのスクロール。
 
O:宝箱
 ノックのスクロール、1085G
 
P:ディテクトインヴィジビリティのスクロール、謎のスクロール3枚。内訳はプロテクション・フロム・アンデッド、プロテクション・フロム・ファイアー、残りはカーズドスクロール。
 
Q:エレベーター
 ここから第一層に戻れる。一層でプラグの前にいる鉱員に話しかけると、他の鉱員達を逃がしたかどうか聞かれる。選択肢は3つあるがどれでもいいのでお好みで。会話のあと鉱員にプラグの鍵を渡して逃げることになる。
 
※地上に出たところでナレーションが入るのだが、なぜかドラディールがしゃべっていることになっている。その後鉱員の一人が話しかけてきて、EXP2000、名声+2
 


 地下四階へと下りた。ここは明らかに今までの階と違う。不気味なほどに静かだ。階段を下りてからの通路は一本道で、隠れられそうな場所もない。前方から守衛がやってくる。
 
「ダヴァエロンは急な来客は好まないんだ。」
 
「あらそう、私達も邪魔されるのは嫌いなの。」
 
 守衛が振りあげた剣は、振り下ろされる前に床に落ちた。私の背後から守衛の喉を狙っていたカイヴァンとコランの矢が、同時に命中したのだ。二人の弓の腕はすばらしい。彼らが以前の仲間のように去っていかないといいのだけど。少しの間待ってみたが、新たな守衛が現れる気配はない。通路に罠がしかけられていることも充分考えられる。コランが今度は一人で先行し、幾重にもしかけられた罠をすべて解除した。
 
「やるじゃない。」
 
 イモエンは上機嫌だ。
 
「当然だ。このくらいは出来ないとな。」
 
 コランがにやりと笑う。
 
「多分無理だと思うけど、とりあえず話してみるわ。」
 
 私が先頭に立ち、ゆっくりと慎重に歩を進めた。部屋の奥に人影がぼんやりと見えた。ミサイル防御の呪文に包まれたメイジが立っている。こいつがダヴァエロンか。守衛が倒され罠も解除され、もはや彼を守るのは自分の呪文だけなんだろう。思った通り、話し合いにも何もならなかった。相手はメイジだ。強力な攻撃呪文をしかけられる前に攻撃をかけると、呪文で姿を消した。うっかり追いかけると罠に誘い込まれる危険性もある。確か呪文で場所移動は出来ても、壁を抜けていくことは出来ないはずだ。じっと待つ。やがてしびれを切らしたダヴァエロンが現れ、呪文を唱え始めた。また攻撃する。また逃げる。こうなると我慢比べだ。しびれを切らしたほうが負ける。辛抱強く待ち続け、すっかり呪文効果の切れたダヴァエロンが姿を現したところでとどめを刺した。私達は部屋の中を物色し、いくつかのアイテムと手紙を見つけた。ついでに物陰で震えていたダヴァエロンの弟子まで見つけてしまった。泣きながら命乞いする男に、知っていることをすべてしゃべらせ、解放した。あの男を一人殺したところで、この鉱山の異変はすぐにでもアイアンスロウンの本部へと知らされるだろう。無用な殺しはしたくない。イェスリックがダヴァエロンの懐を探っている。程なくして小さな鍵を見つけた。
 
「これがプラグの鍵じゃよ。これでこの鉱山もおしまいじゃ。元々ここは仲間の墓場だった。あんた達のおかげで元に戻すことが出来る。」
 
 イェスリックが言った。
 
 
 私達は急いでプラグの前に戻った。もう他の鉱員達は誰もいず、あの鉱員が一人でぽつんと待っていてくれた。プラグをゆるめても、鉱山の中が水に沈むには時間がかかる。全速力で出口まで走れば間に合うだろう。鉱員がプラグをゆるめた瞬間、私達は彼の手を引っ張ってかけだした。地上へと向かうエレベーターが動き出したころには、通路には水がたまり始めていた。鉱員達はリルが逃がしてくれただろうが、ダヴァエロンの配下の守衛達がまだいたかも知れない。
 
「あきらめろ、もう手遅れじゃ。」
 
 さすがに渋い顔でイェスリックがつぶやいた。
 
 
 地上に出ると、一人の鉱員が立っていた。中にいたときとは別人のように表情が明るい。私達にお礼を言いたくて待っていてくれたのだという。鉱員は涙を流しながら、ありがとうありがとうと繰り返して私の手を握った。私達は鉱山をアイアンスロウンから取り戻し、鉱員達を救ったのだ。そしてソードコーストの鉄危機を裏で操るアイアンスロウンの計画にも大打撃を与えたはずだ。そう思うことで、いかに敵とはいえ、何人もの人間を見殺しにしたかも知れないという思いが、少しだけうすれた。もちろん、罪が軽くなるわけではないのだろうけど・・・。


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