攻略TOPへ 第二章へ

第三章

第三章扉
 第三章後半へ
 
『ああ、もううんざり!』
 
 地べたに座り込んだまま、私は叫んだ。もう息をするのもやっとで、あちこちに出来た傷が痛む。『あなたといると退屈しないわねぇ』そう言うイモエンの声は明るいが、退屈しないことを楽しんでいるようにはとても見えない。私の隣に座り込んだまま肩で息をしている。私達だけじゃない。カリードもジャヘイラも、モンタロンもツァーも、ぜいぜいと息をして座り込んでいる。ここはナシュケルの町のど真ん中だ。でも通り過ぎる人達は私達をよけていくし、アムン兵も見て見ぬふりをしてくれている。
 
『まったくなんでこんな目に・・・。』
 
 疲れ切った頭で、私は夕べから今までのことをぼんやりと思い出していた。ナシュケル鉱山の問題を解決した私達は、ムラヘイのいた洞窟のすぐ近くに地上への出口を見つけて外に出た。ハンに約束した通り、出来るだけ出口が目立つようにしておいたつもりだ。外は夜だった。ここがどこなのかわからないうちは迂闊に動かないほうがいいということになり、その場でキャンプを張って一晩過ごした。翌朝カリードが、北西の方角にデューラッグの塔が見えるから、おそらくナシュケルよりずっと東に出たはずだと教えてくれた。こんな離れたところからでさえ、デューラッグの塔は不気味に見える。あそこが観光地だなんて、見物に行く人達はどう言う神経をしているんだろうと思ったが、今はそんなことを考えている場合じゃない。一度鉱山の入口に戻り、エマーソンのところによった。彼は驚き、そして私達が生きて無事に地上に出たことを何よりも喜んでくれた。もうちょっと冷たい人かと思っていたので少し意外だった。事の次第をエマーソンに告げると、彼は大喜びで『すぐにナシュケルの市長に会いに行ったほうがいい。報酬をもらうのが当然だぞ。』そう言ってくれた。最初に会った時の尊大な態度はもうみじんもない。
 
 私達はナシュケルで大歓迎を受けた。市長のみならず町の人達みんなに、町の英雄としてむかえられた。そこまでは良かった。問題はそのあとだ。一休みしようと宿屋に向かって歩いている時、道の向こうから奇妙な男が近づいてきたのだ。『こんな奴を殺るのになんで俺様が出向いてこなくちゃならないんだ?』そんなことをぶつぶつ言いながら私の前に立ち、『おお、お前がアデルか。喜べ。このニンブル様が苦しまずにあの世に行けるようにしてやるぞ』そう言うなり襲いかかってきた。冗談じゃない。そう簡単にあの世に送られてたまるものか。だが男の尊大な態度ははったりではなかった。強い。戦闘の音を聞きつけて駆けつけてくれたアムン兵が加勢してくれたので、なんとか倒すことが出来た。私を襲う刺客は、いったいいつになったらいなくなるんだろう。もううんざりだ。やっとの事で立ち上がり、あとはもう何も出てこないことを祈りながら宿屋の扉を開けた。部屋に落ち着いて、男の持っていた荷物をかき回してみると手紙がある。こちらもまた『タゾク』と言う人物からの手紙だ。ニンブルもムラヘイも、こいつに操られていたようだ。ということは、こいつがすべての黒幕か?いや、判断を下すのはまだ早い。とりあえず今は眠ろう。考えるのはそれからだ。
 
最初の夢
 
 目覚めが悪い・・・。夕べ奇妙な夢を見た。私はキャンドルキープにいた。ゴライオンがいて、以前となにもかわりがないように見えるのに、不思議な壁に阻まれて自分の家に入ることが出来ない。ゴライオンは言う『戻るでない、我が子よ。進みなさい』と。養父が手招いているのは不気味な暗黒の森だ。私の旅の厳しさを暗示するかのように。そして目の前に現れた二つの道。一つは明るく、とても良い道に見えるが、もう一つは不思議な魅力に満ちた新しい道だ。あえて新しい道に踏み出す。先はまったく見えないが、この道はおもしろそうだ・・・・。
 
 朝起きると、モンタロンとツァーが、すでに旅支度を調えていた。これから南に向かうという。何か別な用事があるのだそうだ。その内容を尋ねたが、二人とも何も言おうとしなかった。一緒に来たいなら来てもいいぞと言われたが(きっと彼らなりに誘っているつもりなのだろうけれど)ソードコーストの鉄騒動を放り出していくわけにはいかない。結局二人とはここで別れることになった。モンタロンは『これでせいせいする』などと悪態をついてはいたが、何となく名残惜しそうだった。ツァーはなんと、持っていたスクロールをイモエンにあげて『魔法はそう簡単に身につくものじゃないぞ』といろいろとアドバイスしていた。イモエンは旅の間、ツァーにまとわりついては魔法の話を聞きたがっていた。『大魔法使い』と持ち上げられ、ツァーもまんざらでもなかったようだ。
 
 二人が抜けたことでジャヘイラとカリードはホッとしている。ジャヘイラなどは喜々として、ベレゴストに戻ろうと旅支度を始めた。言うまでもなくトランジックとか言う連絡員を締めあげるためだ。だが・・・私はジャヘイラ達とも別れるつもりだった。二人はとてもよくしてくれたが、彼らと一緒にいたのではいつまでたっても私は子供扱いで、一人前になどなれやしない。第一これから相手にするのはどうやら野盗の一味だ。そんな連中と互角に渡り合えるようになるには、こちらもそれなりの経験を積まなければならない。もう少し自由に歩いてみたかった。私の提案を、ジャヘイラ達はとりあえず受け入れてくれた。まだこのあたりにいるから、気が変わったらまた会いましょうと、握手を交わして二人は出て行った。
 
『二人になっちゃったわね。最初に戻っただけだけどね。』イモエンはけろりとしているが、ずっと二人ではさすがに心許ない。私はナシュケルを一巡りして、あまり賢くはなさそうだけどいい人そうな、ミンスクというレンジャーをパーティーに誘ってみた。なんと彼は連れのメイジがノールにさらわれたので、助けに行くために仲間を捜していると言うことだった。私は二つ返事で引き受けた。だが、そのメイジが囚われているらしいノールの要塞に行く前に、ナシュケル鉱山の地下でハンの安否を確かめたいと申し出た。囚われのメイジと聞いて、それが彼の探すダイナヘールという女性メイジではないとわかっていても、やはりほっとけないと思ったらしい。さあ行こう早く行こうとすっかりその気だ。途中の橋の上にいた年配のメイジを誘おうとしたが、ミンスクに止められた。そのメイジはなんと彼が救い出そうとしているダイナヘールの宿敵だというのだ。もめ事は起こしたくない。私達はそっと橋を離れて、ナシュケル鉱山へと向かった。
 
 鉱山の入口はすっかり活気を取り戻していた。エマーソンが新しく鉱員をたくさん雇ったらしい。今度はまともな鉄が大量に生産されるだろう。鉱山の中も平穏だ。にわかに忙しくなって文句を言いながら鉱員達がすれ違っていく。最深部に降りて、あの部屋に行ってみた。・・・・いた。地べたに座り込んでため息をつきながら『ああ、この呪われた運命はどうしてまだ私を生かしておくのか。』などと言っている。どうにも暗い男だ。だがこんなところにいつまでもいると言うことは、やはり敵ではないと言うことなのだろう。敵なら、私達が彼の言葉を信じなかった時点でさっさと引き上げているだろうからだ。声をかけると彼は大喜びで立ち上がった。ツァーが抜けた今では、彼は貴重な魔法使いだ。イモエンはまたまとわりついて話を聞ける機会をうかがっている。
 
 気がかりが一つなくなったところで、私達はダイナヘール救出に向かうべく、鉱山を出て西に向かって歩き出した。フェルデポストインのトランジックも気になるが、人命を救うのが先だ。少しでも距離を稼ぐには、山を抜けるより平地を行ったほうがいい、これはミンスクの提案だった。確かにそうだが、彼が地図に印をつけてくれたノールの要塞はかなり遠い。どこを通ってもそれほど変わりないように思えたが、でもミンスクは一生懸命だったので、彼の提案を受け入れ、私達はナシュケル鉱山からカーニバルが催されている平野部へと足を向けた。
 


カーニバル
ナシュケルカーニバルマップ
 
≪ナシュケルカーニバル≫
 
施設&クエスト案内
 
A:パフォーマー
 話しかけると、「ノスフェラトゥ」という戯曲の一部を詠ってくれる。
 
B:ザ・グレート・ガジブ
 手品師らしい。話しかけると、アメージングオパーと言う名前の付いたオーガを呼び出して爆発させるという手品を披露してくれる。二回目までは何事もないが、3回目に話しかけると呼び出したオーガが怒って戦闘になる。
オーガを倒してEXP270
 
C:ルーレットのゲームが出来るテント
 入るなりヴィティアーレという自称マスターシーフが近づいてきて100Gすって去っていく。むかつくが取り戻すことは不可能らしい。
 このテントではゴールドを賭けて遊べる。中のゲームズマンが担当しているルーレットはそれぞれ倍率が違うのでお好みで。
 
D:ルーレットのゲームが出来るテント
 Cとおなじだが、変なスリはいないので安心(^^)
 
E:貴族の身なりをした商人
 バイオレットポーションとレッドポーションという特別なポーションを売ってくれる。
 どちらも、ある能力値をMAXまで上げられるかわりに別な能力値が3まで下がると言う極端な機能なので、売ってしまうのが吉かも。バイオレットポーションは200Gで、レッドポーションは250Gで、それぞれ売れる。
※この商人の背後左右にある宝箱はそれぞれ鍵がかかっているので、開けて中身を取るとアムン兵に捕まる。
左の宝箱:ポーション・オブ・ファイアレジスタンス、ポーション・オブ・インヴァルナラビリティ、ポーション・オブ・インヴィジビリティ、ポーション・オブ・ヒーリング、208G(ゴールドの数値は変動の可能性あり)
右の宝箱:ポーション・オブ・ヒロイズム、ポーション・オブ・ファイアジャイアントストレングス、230G(ゴールドの数値は変動の可能性あり)
取る時は慎重に・・・・♪
 
F:テント
 中ではゾルドラルというメイジがベンタと言う女性メイジを捕らえている。ここでの選択肢は二つ
 1.会話の選択肢を1−2−3−1と選ぶとゾルドラルと戦闘。
倒すとEXP900 ナーヴェズローブ アーマー、カラースプレーのスクロール 79G さらにベンタに感謝される。
※ベンタとの会話 
1解毒剤、2ナシュケルマップHのヴォロが物知りであることを教えてくれる、3ポーション・オブ・ヒロイズム
 
 2.会話の選択肢を1−2−3−2と選ぶと、ゾルドラルは怒ってベンタを殺し、そのあと主人公達と戦闘になる。
 ゾルドラルからの戦利品は1とおなじ。ベンタの死体からローブ・オブ・ファィアレジスタンス エンジェルスキンリング ポーション・オブ・ヒロイズム 解毒剤 24G
こっちのほうがお得・・・・(^^;
※会話の選択肢はもう少し短くできるかも。また、ベンタを助けたあとで殺すとEXP650 (一度怒らせて足下のわっかを赤くしてから) 名声-6 
 
G:マジックアイテムを取り扱う店
 
H:近接武器を取り扱う店
 
I:ブランウェン(NPC)
 人間のクレリック。最初は石になっている。石化をといてあげると、感激してぜひ同行させてくれと申し出る。彼女を石にしたのはなんとトランジックというメイジだそうな。
ブランウェンンキャラデータ
 
J:ゼケ
 ブランウェンの石像を使って一儲け企むやつ。石化解除のスクロールを500Gで売りつけてくる。このスクロールは寺院で売っているので、そちらを買えば半額ですむ。
 
K:遠距離武器を取り扱う店
 
L:道化師のビンキー卿
 主人公に話しかけてくるが、まともに返事をしても物まねされるだけなので軽くあしらっておくのが吉。
 
M:防具類を取り扱う店
 
※G、H、Kの店の中では、商人の背後の本棚などをあさっても泥棒扱いにならないが、Mの店だけはその辺のテーブルをあさるとアムン兵が飛んでくるので注意。
 
N:謎のテント
 中にいる農民に話しかけると「ブラックロータスはいい」とうつろな答が返ってくる。どうやらブラックロータスなる薬物でラリッているらしいので、ほっときましょう。
 


 広場のテント群の真ん中でひときわ大声で叫んでいる男がいる。ハーフリングらしい。彼の隣には石像が置いてあって、彼はその石像が実は人間の女性で、哀れにも石化されたのだと言った。その石化を解くためのスクロールはいかがというわけだ。聞くと500Gだという。冗談じゃない。寺院に行けばその半分で買える。第一私の荷物には石化解除のスクロールが一枚入っている。スクロールを使う練習をしていた時の残りだと思う。私は手持ちのスクロールで石像に向かって呪文を唱えた。するとなんと石像の顔に赤みが差し、冷たい石だった皮膚は柔らかい肌となり、本当に動き出したのだ。しばらくきょとんとしていた元石像の女性は、私達が石化を解いたことを知ると涙ながらに感謝し、ぜひ共に行動したいと申し出てくれた。聞けばテンパスのウォープリーストだそうだ。ジャヘイラが抜けて、回復魔法の使い手がいなくなったうちのパーティーにはうってつけの人物だ。しかも、彼女を石にしたのはトランジックというメイジだという。おかげでいずれ決着をつけなければならない相手の姿が、おぼろげながら見えてきた。こうして、ブランウェンと名乗ったプリーステスがひとり、新たな仲間として加わった。


クラウドピークスマウンテンズ1
クラウドピークスマウンテンズ1マップ
 
≪クラウドピークスマウンテンズ1≫
 
A:このあたりに隠しアイテムあり クラウドキルとクロマティックオーブのスクロール
 座標→X:1955 Y:2372 近辺
※セガバルダーズゲートBBSよりDragonMasterさまからの情報
 
B:アルバート
 小さな男の子。ルフィという犬が迷子になったので探してほしいと言ってくる。引き受けるとルフィーお気に入りのおもちゃを渡される。
 ルフィーはマップDのあたりを移動しているので丹念に探すこと。おもちゃを持っていない状態で出会うと敵対するので、このクエストを遂行したい時は、アルバートと話をして依頼を引き受けるまでD近辺を歩かない方が無難。
ルフィーはおもちゃにつられて主人公達を見つけると寄ってくる。そのままアルバートのところまで先導していって、アルバートに話しかけるとEXP1000
※アルバートは実はモンスター。ルフィーを連れて行くと本来の姿に戻って去っていく。かなり強力らしいが倒せばEXP1000入るそうな。攻略本情報なので未確認。
 
C:センダイとその仲間達
 主人公達に因縁をつけてくる。かわして立ち去ってもいいが、なかなかいい装備をお持ちのようなので倒すのもあり。名声値には影響なし。
倒した場合の経験値など
 センダイ:EXP600 スタッデッドレザーアーマー+1 ロングソード+1 ヘルメット バックラー ゴールド172G
 アレキサンダー:EXP300 スプリントメイル ポーション・オブ・ヒーリング アロー+1×30 ロングボウ スピア ゴールド少々
 デルゴット:EXP300 スプリントメイル アロー+1×35 ロングボウ ゴールド45G
※アレキサンダーとデルゴットの持っているアロー+1は、主人公との戦闘時間が長引けば減っていくものと思われる。
 
D:ルフィがいると思われる場所
 だいたい囲いの中に現れるが、常に移動しているらしく、ここ以外の場所で見つかることもたまにある。
 
E:ヴァックスとザル
 このあたりを通りかかるとヴァックスが話しかけてくる。ザルはダーツの早撃ち名人なので命が惜しければ有り金を渡せと言われる。会話の選択肢で金を渡すを選ぶと、その時持っているゴールドがゼロになって、二人は去っていく。それ以外の選択肢ではどちらも戦闘。
ヴァックスを倒すとEXP400 スプリントメイル ハルバード ヒールポーション×2 ゴールド
ザルを倒すとEXP600 スプリントメイル ダーツ20本×2 ブレーサー・オブ・アーチェリー ヘルメット
※ザルのダーツはかなり命中率が高いので、HPの低いメイジに注意
 
F:ダリルとダリルとラリーの仲良し3人組
 ラリーに話しかけるとサインをもらえる選択肢が出る。サインは店で売れるが、ろくなお金にはならない。まあ記念と言うことで♪
※サインをもらったあとは3人はいなくなってしまう
 


クラウドピークスマウンテンズ2
クラウドピークスマウンテンズ2マップ
 
≪クラウドピークスマウンテンズ2≫
 
 
A:ノール軍団
 近くを通ると、縄張りに入ったから50G出せと言ってくる。ないというと一対一での勝負を申し込まれる。それも断ると全員との戦闘。
倒すとEXP35×4 チャンピオンストレングス、ラックのスクロールを持っているノールもいるので、丁寧に荷物をあさったほうが得
 
B:ドライアド
 オークの樹を守ってほしいと頼まれる。イービルプレイでもとりあえず受けておくほうがいい。
 
C:カルドとクラム
 オークの樹を狙う盗賊(らしい)カルドに話しかけると、カルドの仲間になるかドライアドを助けるかの選択になる。
 
 ドライアド側につくとカルド、クラムと戦闘。
 カルド:EXP175 ミディアムシールドなどのノーマル武器防具 ゴールド少々
 クラム:EXP175 スタッデッドレザーアーマー クラブ ポーション・オブ・ヒーリング ガードル・オブ・ブラントネス ゴールド少々
 二人を倒したあと、ドライアドに話しかけると感謝されてEXP500 解毒剤 名声+1
 
 カルド達についた場合、ドライアドが怒り出し、カルドとクラムはびびって逃げ出してしまうので、ドライアドと主人公達との戦闘になる。
 ドライアド:EXP975 解毒剤 ポーション・オブ・ヒーリング 名声-6
 
※ドライアドのポーション・オブ・ヒーリングは、盗み可能。ただし、盗めるアイテムは解毒剤→ポーション・オブ・ヒーリングの順なので、どちらも盗んだあとに話しかけると、ポーションをあげましょうという会話だけでなにももらえない(アイテムは増殖しない)
 
D:洞窟
 中の木箱にハルバード+1 ゴールド238G タイガーカオリーシェルネックレス
 
E:ドリエン
 猫が滝壺に落ちたと泣いている少女。Fの滝壺から猫の死体を拾って届けると・・・。
 1.EXP200 プロテクション・フロム・アンデッドのスクロール 名声+1
 2.EXP200 23G
 おなじキャラで何度か試した時、上記どちらのケースにも遭遇したので、どちらになるかはランダムで決まる可能性あり。1と2の場合では、主人公の日記に記載される内容も違う。
 
F:滝壺
 ドリエンの猫の死体がある。
 
G:ウィンターウルフ
 ナシュケル武具店の店主から聞いた毛皮の持ち主(笑)だいたいこのあたりに現れるが、出てこない時もある。コールドブレスはけっこうイタイので注意が必要。
 
H:インゴット
 ノールの要塞を追い出されたノール。何でも要塞に捕らえられた人間の女性を食べようとして追い出されたらしい。これはダイナヘールのことかと思われるが、ミンスク君、反応なしは寂しいじゃないか。
 


 カーニバルを抜けて、私達はクラウドピークスマウンテンズの合間を縫って進んでいった。途中ドライアドを助けたり(私が精霊を助けるなんて!)女の子の猫を滝壺から拾い上げたり、追いはぎのような連中をたたきのめしたこともあった。そのたびにミンスクは咆哮をあげ、俺達は正義の味方だと興奮した。彼はラシェマンと言うところから、大人の男になるための儀式『デジェマ』を達成するためにやってきたそうだ。ダイナヘールと言う女性メイジに仕えているのもそのためだという。いささかうるさいが、やはりいい人のようだ。やがて西の彼方に不気味な赤茶色の壁が見えてきた。『あれがノールどもの巣くう要塞だ』ミンスクが怒りのこもった声で静かに言った。


ノールの要塞
ノールの要塞マップ
 
≪ノールの要塞≫
 行きに倒したノールは、帰り道復活するので注意が必要。
 
A:ナールとヘアトゥース
 橋を渡ると、ナールが話しかけてきて通行料200Gを要求してくる。金がないというと半分にしてくれるが、それを突っぱねると戦闘。
 ナール:EXP175 ポーション・オブ・ヒルジャイアントストレングス ポーション・オブ・コールドレジスタンス イオルジェム ゴールド類
 ヘアトゥース:EXP175 ガントレット・オブ・デクスタリティ
 
B:洞窟
 いかにも何かありそうだがなにもない。クヴァートは大量にいる。
 
C:Bにおなじ
 
D:中の木箱にアイテム
 マジックミサイル、ラーロックスマイナードレインのスクロール ポーション・オブ・ヒーリング×3 トーム・オブ・リーダーシップ/インフルエンス
 
E:ダイナヘール(NPC)
 人間のインヴォーカー(スペシャリストメイジ)
 ミンスクが探している女性メイジ。ナシュケル鉱山にいたハンと対局のスクールに精通している。装備はなにもないので、ここに来る前にある程度準備をしておくと楽。一度ミンスクと一緒にパーティーに入れてしまうと、外れる時も一緒にいなくなる。ダイナヘールだけ使いたい時は、ミンスクは入れないほうがいい。
ダイナヘールキャラデータ
 
※ダイナヘールに話しかけて、二つ返事で仲間にするとEXP800もらえるが、捕まった理由などを聞いてから仲間にすると経験値はなし。納得いかんのぅ(?_?)
 


 私達は無事ダイナヘールを助け出した。礼儀正しい、感じの良い女性だ。彼女は彼女で、姉たちに力を認めてもらうための旅を続けているという。ミンスクと二人でパーティーに加わりたいというダイナヘールの申し出を、私は喜んで受け入れた。
 心強い仲間を得て、私達はベレゴストに向かって歩き始めた。ブランウェンはトランジックに一矢報いてやるのだと血気盛んだし、ブランウェンの境遇を聞いたミンスクとダイナヘールはそんな奴は野放しにしておけないと、これまたやる気満々だ。『なんだかわくわくしてきたわ』と楽しそうに笑うイモエン。私自身も、この顔ぶれならトランジックを締めあげるに充分だという気がしてきた。ただ一人、ハンだけが『我々は無へと向かっている』だの『破滅はもうすぐそこかも知れない』だのと、どうにも士気を下げるようなことばかり言って気が滅入る。とは言え、いざ戦闘となれば彼の呪文の腕はすばらしいし、刀身が青い炎で出来ているようなあのムーンブレードで敵をなぎ倒すこともある。まあとりあえずほっておくしかなさそうだが・・・。


西の岩場1
西の岩場1マップ
 
≪西の岩場1≫
 
オーガがよく出没するので注意。
 
 
A:ネヴィル
 野盗。一応会話の選択肢はあるが、何をどう選んでも戦闘になるので、隠れている手下の武装解除を求める選択肢を選んであげると驚く。
 倒すとEXP600 野盗の頭皮 ディスペルマジックのスクロール ロングソード+1 ゴールド少々 
 
B:ネヴィルの手下
 ホブゴブリンが5匹
 
C:オーガとホブゴブリン
 ホブゴブリンが弓で攻撃してくるのだが、当たるとたまに毒を受けるので注意
 
D:オーガ
 食事中だが、2回話しかけると怒って戦闘になる。
 倒すとEXP270 ラックのスクロール
 
E:ローレル
 女性パラディン。ギバーリング退治を持ちかけてくる。受けるとギバーリングが現れ戦闘。
ギバーリングを全滅させたあとローレルに話しかけるとEXP250
 
F:ギバーリング
 ローレルの依頼を受けると現れる。12〜15体
 
G:ジャレッド
 マウンテンベアに襲われて、橋の反対側から逃げてきた男性。マウンテンベアを倒してくれと頼まれる。
 倒してから話しかけるとEXP150 ブーツ・オブ・ノース
※攻略本にはブーツではなく「50G手に入る」と書かれているが、未確認。名声値によって変動する可能性あり
 
H:マウンテンベア
 ジャレッドを襲ったシロクマくん。ちょっとかわいいけど倒すしかなさそう(^^;
 EXP900
 


 ノールの要塞から北に向かった集落で、ローレルという女性パラディンのギバーリング退治を手伝った。礼儀正しい好感の持てる女性だったが、邪悪なものに対する剣さばきは容赦がない。さわやかに去っていったローレルの背中を見送りながら、『私もパラディンを目指せば良かったかな』とつぶやいたところ、イモエンに笑われた。『しょっちゅう典範やら規則やらに縛られてるのよ、あなたなんて3日で逃げ出すわ』。まあそうかもしれない・・・。規則に縛られるのは苦手だ。ゴライオンの決めた一日の日程さえ、私はきちんと守り切れていなかったのだから。


西の岩場2
西の岩場2マップ
 
≪西の岩場2≫
 
クヴァートの集落がある。入るなり襲われるので注意。
 
 
A:ボルダ
 アイテム売りだが、全部呪われたアイテムなので買わない方が無難。持ち物を全部よこせというと戦闘。そりゃたいていの人は怒りますな(^^;
なかなか強い。呪文を使うので、唱えさせないよう飛び道具で攻撃。
倒すとEXP900 ウェブ、カラースプレーのスクロール ショートソード+1 74G そのほか呪われたスクロール2枚と、飲むと呪われるヒーリングポーション。
※BG1では呪われたスクロールは売り物にならないので、その場で捨てたほうが邪魔にならなくてすむ。ヒーリングポーションは、黙って売り払えばOK(^^;
 
B:ネクスリット・ザ・クヴァート
 クヴァートの長らしき人物。クヴァート達を殺し続ける主人公に怒って、ウルサと言うケイブベアを呼び出すが、こいつのまわりのクヴァートを全部殺すとパニックになって呼び出してくれないので、さっさと会話イベントを発生させるのが吉。
 
C:ウルサ
 ネクスリットが呼び出すケイブベア
 倒すとEXP650
 
※ネクスリットの台詞を見ると、主人公達がすごい悪者になったような気がするが、名声値には変化なし。
D:洞窟
 中の木箱にアイテム
 フレイル+1 ブレーサー・オブ・AC8 ポーション・オブ・ファィアレジスタンス
 


西の岩場3
西の岩場3マップ
 
≪西の岩場3≫
 
 
A:バ・ルック
 因縁をつけてくるホブゴブリン。要求を断るとコボルドコマンドーを4体呼び出すやっかいな奴
 倒すとEXP165 カラースプレーのスクロール タイガーカオリーシェルネックレス そのほかノーマル武器防具類
 コボルドコマンドーからはアロー・オブ・ファイアーが2本ずつ計8本手に入る。
 
B:チャールストン・ニブ
 考古学者。遺跡の見張りを頼まれる。
 
C:ギャロア
 ニブの仲間だが、彼の命を狙っている。主人公とニブの会話のあと現れて、ニブ殺しと遺跡内部にある発掘品を持ってきてくれるよう依頼してくる。
 
D:ドゥームセイヤー
 遺跡内部の偶像を外に持ち出すと現れて襲ってくる。
 倒すとEXP4000 ただし魔法の武器でないとダメージが当たらない
 
※ニブとギャロアのクエスト
 ニブとの会話で、見張り役を引き受けても引き受けなくても、ギャロアは現れてニブ殺しを依頼してくる。ここでニブ殺しだけを受けても、遺跡内部に入ることが出来るのはニブからの依頼を受けた場合のみなので(遺跡内部へはイベントで移動するため)ここでニブを殺してもギャロアの依頼品は手に入らない。
以下、ニブの依頼を受けたことを前提に、ニブについた場合とギャロアについた場合の進行
 
1.ニブ殺しを拒否した場合(ニブについた場合)
 1:ギャロアは怒って去っていく。その後ニブに話しかけると、イベントで遺跡内部へ移動。
 2:内部の空気でおかしくなった穴掘り達がニブを襲うので、穴掘りを全部倒す。
 3:ふたたびニブに話しかけると、この遺跡はそっとしておこうと言うことになりEXP1000、50G、名声+1
 
2.ニブ殺しを請け負った場合
 1:ニブに話しかけて遺跡内部で穴掘りを倒すところまでは一緒。ニブに話しかければEXP1000も名声+1もそのまま。
 2:あらためてニブを殺し、ニブの足下にある箱の中から偶像を持ち去る。名声-9
 3:地上に出るとドゥームセイヤーが現れるが、ここは無視してギャロアに話しかける。ギャロアは偶像を受け取り、主人公達に報酬を渡して遺跡内部に消える。 900G 名声-2
 4:ドゥームセイヤーはギャロアを追って地下遺跡に消える。
 ◎ここでニブを殺さずに偶像だけを持ってギャロアに話しかけても、彼はニブを殺していないことに腹を立て、偶像を受け取らない。ここで手間取っているとドゥームセイヤーが偶像を持った主人公達を襲ってくるので注意。
 
E:ラリッサー
 ブレージのいとこ。ブレージを殺さないでくれと頼んでくる。会話の選択肢で「ブレージって誰?」というすっとぼけた選択肢を選べば殺さないですむ方法を考える事になり、それ以外は戦闘。
 倒した場合、EXP600 スモールシールド+1 その他ノーマルアイテム
 
F:ブレージ
 主人公達に出会うと、謎かけをしてくる。答は4番の「死」。これ以外を答えると戦闘。正解すればブレージは正気に戻り、要塞(アムン軍の本部のことと思われる)に連れて行けと言うが、ヘルム寺院に行きましょうという選択肢を選ぶとここから一気にナシュケルのヘルム寺院内部に飛ぶ。
 
※ブレージクエストについて
 主人公の選択肢は二つ。
 
1.ブレージを殺した場合
 EXP1400 ツーハンデッドソード+3カーズド・バーサーキング→装備しただけで呪われるのでさっさと売り払うのが吉 ポーション・オブ・ストーンジャイアントストレングス チェインメイル 83G ブレージの死体
 a:オーブレックに死体を渡すとEXP500 250G
 b:ヘルムの司祭ナーリンに渡すと、報酬をくれると言うが実際にはもらえない。経験値もなし。
 
2.ブレージを殺さなかった場合
 a:自動的にヘルム寺院に飛ぶのでオーブレックに引き渡すことは出来ない。マップが切り替わる直前に、EXP1000、名声+1。アイテム欄にツーハンデッドソード+3カーズド・バーサーキングとポーション・オブ・ストーンジャイアントストレングス(ブレージの持ち物)が入る。ナーリンからは感謝されて1000Gをもらえる。
 
 この後ナシュケルのヘルム寺院に行くといつもブレージがいる。話しかけるといつも泣いている。
 


 ベレゴストへ向かう途中の道で、私達の前に突然見知らぬ女性が立ちはだかった。この先に行かないでくれと言う。わけがわからずにいる私達を見て、彼女は自分をラリッサーと名乗り、私達がナシュケルの元司令官ブレージを退治しに来たと勘違いしたのだと教えてくれた。ブレージの話は当然聞いて知っていたが、ラリッサーのあまりにもせっぱ詰まった様子に、とりあえず素知らぬふりをすることにした。ラリッサーはブレージの従姉妹で、本当は彼は邪悪な人間ではないから、なんとか助ける道を考えてほしいと頼まれた。突然気がふれて家族を皆殺しにしたと聞いていたが、何かわけがあるのかも知れない。ラリッサーと別れて道を進むと、ブレージがいた。見ただけで背筋が寒くなりそうな剣を持ち、目は完全に正気を失っている。彼がおかしくなったのは、もしかしたらあの剣のせいなのだろうか。とにかくラリッサーとの約束があるから、いきなり攻撃するわけにはいかない。しばらくにらみ合っているうち、ほんの一瞬だけ、目に正気の光が宿る時があることに気づいた。何とかなるかも知れない。ブレージはなかなか攻撃をしてこない私達を不思議そうに見て、謎かけを出してきた。慎重に言葉を選んで答を返した途端、ブレージの瞳には生気が宿り、持っていた邪悪な気を放つ剣を取り落とした。私達は彼をナシュケルの司祭、ナーリンの元に連れて行った。ナーリンはブレージが持っていた装備一切の処分を私達に頼み、オーブレックが約束した以上の報酬を渡してくれた。でもこんな大金を手に入れても、ブレージの今後を思うと私達の気は晴れなかった。


丘2
丘2マップ
 
≪丘2≫
 
ここはスケルトンが多く出現するので注意。
 
 
A:ハーフオーガ4匹
 ベレゴストのジョヴィアルジャグラーにいたビヨーニンから頼まれる、仕返しクエストの相手。だいたいこのエリアにいるが、たまに変なところに行ってしまうことがあるので根気よく探すこと。EXP270×4 宝石など
※固まっている時もあるが、バラバラの場所にいる時もあるので、主人公達が一定以上近づいた時点で動き出すという可能性あり。
 
B:野盗のティーンガンとその一味
 主人公達に因縁をつけてくるので、素直に戦いましょう(笑)。ティーンガンよりも、隣にいる彼の恋人らしいジェンビーと言う女性メイジをソッコー倒したほうが楽。
 ティーンガン EXP500 野盗の頭皮 ポーション・オブ・ヒーリング スプリントメイル メイス 93G
 ジェンビー EXP300 野盗の頭皮 ローブ・オブ・ファイアーレジスタンス スクロール各種(レジストフィアー、ラーロックスマイナードレイン、クロマティックオーブ)スタッフ 23G
 ゼカール EXP65 野盗の頭皮 ジルコンジェム コンポジットロングボウ アロー他ノーマルアイテム
 
C:ドリッズト・ドゥアーデン
 主人公達にノール退治の協力を頼んでくる。激ツヨなのでほとんど手助けは要らなそうだが、とにかく一緒に戦いましょう。
ノールを全滅させてからふたたび話しかけると、鉄騒動の裏でブラックタロンズという組織とホブゴブリンの組織が手を組んでいるという話を教えてくれる。(あくまでも友好的に接した場合)
※1 ドリッズトを怒らせて敵対させることも可能。ものすごく強いが、倒すことが出来ればEXP12000 シミター・オブ・フロストブランド+3 シミター・オブ・ディフェンダー+5 ミスリルチェインメイル+4 名声−2(攻略本よりの情報なので未確認)
※2 倒さないまでもシミター・オブ・フロストブランド+3は盗むことが可能。ノール退治の協力を引き受けてから、ノールを全滅させてふたたび話しかけるまでの間に事前セーブで何度かトライすればすれる。
※3 盗んだシミターを持ったまま続編バルダーズゲート2にキャラをインポートすると、ドリッズトとの再会シーン(必須イベント)がすごく険悪なものになるので、インポートの時は別なキャラに持たせておきましょう。
 
D:ドリッズトを襲ったノール軍団
 タイミングによっては、ドリッズトよりノールのほうが先に現れる。その場合はノールを倒し続けているとやがてドリッズトが現れるのでご心配なく。
 
E:チェラン
 湖の中州にいるちょっと頭のネジが飛んでる人
 
F:トールロ
 魚釣りをしている男性。元はナシュケル鉱山の鉱夫だったが、鉱山が危なくなったので、なれない魚釣りで家族を食べさせていこうと奮闘するお父さん。
 
G:廃屋
 中に入ることは出来ない。
 


 私達はあらためてナシュケルを出発し、途中ビヨーニンに頼まれていたハーフオーガ達と遭遇したりしながらベレゴストに着いた。早速フェルデポストインに向かい、バーテンダーにさりげなく尋ねると、確かにメイジが一人泊まっているという。まずブランウェンが2階に上がって、それが本当にトランジックかどうか確かめることになった。顔全体を覆うヘルメットをかぶっていれば気づかれる心配はないだろう。ブランウェンは部屋を間違えたふりをして、さりげなくそのメイジの顔を見てきたようだ。『間違いないわ。あの男よ。』確信が得られた。あとは問いつめるだけだ。私達は部屋になだれ込み、一気に詰め寄った。最初は偉そうなことを言って戦いを挑んできたトランジックだったが、そのわりに弱かった。もっとも優れた呪文使いほど白兵戦には弱いのだそうだ。ブランウェンがもしもトランジックの呪文を阻止する手だてさえ持っていたら、みすみす石にされることもなかっただろう。でもブランウェンは笑顔で言う。『そうしたらあなた達とは出会えなかったわ。』。トランジックの荷物から見つかった地図には、はっきりと奴らの本拠地らしき場所の印が付けられていた。ここを攻めれば敵に大打撃を与えられるだろう。でもその前に、奴らと互角に戦えるだけの力をつけなければ。


第三章後半へ

攻略TOPへ