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小説裏話 2008年8月

8月掲載分の裏話です。小説とあわせてお読みくださいませ。


66章掲載です
2008/08/17 掲載
 
こんにちは
 
 さて66章です。相変わらず時間は進んでおりません。ただ、話はそれなりに進んだような気がします(笑)。一言しか発してないけど、新しい登場人物がいたので一応紹介(^^;。
 
クリフ 23歳
王国剣士。クロービス襲撃の件で捕まったラエルの相方。冷静沈着、我慢強く判断力もある。剣士団の中では有望株だったが、病気でずっと王立医師会の診療所に入院している。もう助からない病気で職場復帰は絶望的だが、少しでも希望を持って毎日を生きてほしいというフロリア、オシニスの願いで、王国剣士としての籍はまだ抜かれていない。
 
 以下、ネタバレなお話です。あ、今回のサブタイトルは、最後まで読んでいただければわかります。
 
 相も変わらず、チラチラとこれ見よがしに存在をアピールしているクイント書記官。まったくようわからんヤツですね。そしてシャロンが巻き込まれているかも知れないトラブルが、どうもアスランとイルサ襲撃の件と関わりがあるらしい、このあたりまではどうやらはっきりしてきた模様です。そしてフローラとカインのことも、今回ウィローがきちんと話したことで、一応の決着と言いますか、方向性は見えてきたかなと(笑)。また、クロービスが考えた作戦はうまく行くのか、謎の商人の正体を暴くことが出来るのか、セディンは助かるのか、気になるところです。
 
 そして何より、今回はカインとアスランの間の絆も深まったようで(^^)。「喧嘩しなけりゃ本音を言えないなんて・・・」などとクロービス君は言っとりますが、自分はどうなんだと突っ込みたくなった方も多いのでは(笑)。ま、仲良くなるまでの間に喧嘩の一つや二つはあるもんだし、仲良くなってからだって喧嘩なんぞ誰でもします。これが一つのきっかけになって、実力のほうも伸びていってほしいもんです。そのほか、イルサがアスランのことについていろいろと考え始めたようで、さてこれがどんな方向に行くものやら。何でもかんでもハッピーエンドになるならそれはそれでいいのですが、こればかりは私にもまったく読めません(^^;。
 
 今回から、クロービスとウィローはしばらく別行動になる予定です。ウィローはクリフのことをなんとかしたいと思って必死だし、『目の前で消えようとしている命をあきらめられない』ことについてはクロービスとて同じ。だが彼にしてみれば、ライラとイルサのことだってほっとけません。ライザー夫婦が未だに姿を現さないのではなおさらです。それと、今回出てきた麻薬に関する一連のお話。死を前提にして云々などの下りは、みんな私の得意技『思いこみ設定』に基づいています(^^;。現代日本の医療技術に照らしてどうかと言われるとわかりませんが、この世界ではこうなっているんです、てな事で突っ込みはご勘弁のほどを(笑)
 
 そんなこんなで、謎の行動をする不審な奴はいるものの、微笑ましい男の友情やら、アスランとセーラの兄弟愛やら、わりと良い雰囲気で流れてきた今回の66章、最後の最後になんかまた不穏な空気が・・・・。さて彼女達の意図は?
 
 「またかよ。また回想が遅くなるじゃん」と思われた方もいらっしゃるかも知れませんが、今回のこの話はそんなにあとまで引っ張る予定はありません。
 
 次章もがんばってますので、66章でしばらくお楽しみくださいませ(^^;ゞ
 


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