9月掲載分の裏話です。小説とあわせてお読みくださいませ。
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またまた遅れた61章ですぅ(^^;ゞ
2007/09/17 掲載
こんにちは
またまた遅れた61章。ものすご〜〜〜く苦労したのに、それを裏話に書こうにもちゃんと覚えていないという情けなさ(--;
今回は特に新しい登場人物はナシですので、ネタバレなお話をば。
冒頭、いきなりワインを飲むという優雅な雰囲気で始まりましたが、クロービスとウィローの会話の内容はわりとシビア。ウィローが20年間心の奥底にためていた「本音」をやっと吐き出すところです。2人の話から、以前ウィローがカルディナ卿にさらわれた事件の背景には、かなり複雑な事情があったことがうかがえます。そして2人の結婚も、あのまま城下町にいればうまく行かなくなっていたかもしれないようです。ま、フロリアとの結婚話なんぞ出ていれば確かにそうなる可能性は充分だったでしょう。クロービスの決断でどうにかこうにか城下町を出て、クロービスの故郷で新生活を始めた2人でしたが、それでも王宮ではなんやかやとクロービスを城下町に呼び戻そうとしていたらしく、ウィローはそれを「フロリアがクロービスに未練たらたらだったから」と捉えていたようですね。でもいつも優しく夫としては申し分ないクロービスに、自分の嫉妬心を知られるのも、いつまでも昔のことにこだわっているのを知られるのも、どちらもいやだったのでしょう。だからこそ、たとえ20年以上故郷に帰れなくとも、自分だけ島を出ようとはしなかったのだし、夫に「たまには城下町に行こう」などとは絶対に言えなかったのだろうと思います。
それにうすうす気づきながらも、そのことを話題に出来ずにいたクロービスでしたが、どうやらやっとわだかまりが解けたようで、本当の意味で分かり合えたのかも知れませんねぇ。しかし好事魔多し、主人公に安息の時が訪れるのは最終回のみ!(笑)
と言うわけでラエルの乱入です。しかしこの若者もちと妙ですな。どうしてこんなにクロービスにこだわるのか、そのあたりは次回か次々回あたりでちゃんと明らかになる予定です。てか、そこまで書かないと回想が始まれないので、がんばって書いています。このラエルの項で何度も書き直したので、書いた量だけ見ればとっくに65章あたりまで行けそうなくらいなんですが、残念ながらほとんどはボツとなりました(^^;
彼の動機付けがうまく行かず、そのため行動が薄っぺらくてなかなか納得できる進行にならなかったのです。方向性がある程度かたまってきたので、この件をそろそろ決着させて回想部分に着手したいところです。
まずは61章、お読みくださりませm(__)m
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