8月掲載分の裏話です。小説とあわせてお読みくださいませ。
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予定どおりの52章掲載です
2006/08/31 掲載
こんにちは。
52章完成です。完成・・・・してるのかな・・・(^^;
また誤字脱字がありそうな予感(笑)。実はこっそり直したりしています(^^;
とりあえず新キャラ紹介です。
デイランド 37歳くらい
城下町の開業医。誠実な人柄で、医師の仕事に誇りを持っている。セディンの治療をしているが、容態があまり芳しくないことを少し不審に思ってはいる。が、まさか自分が処方した薬に、シャロンが別な薬を混ぜているなどとは夢にも思っていないので、自分の腕の至らなさのせいだと考え、一層の精進を心がけようと考えるような根っからの善人。クロービスのことは尊敬しており、クロービスと知り合えたことを心からうれしく思っている。思ったことをしまっておけないタチなので、つい説教じみたことを言ってしまうのが玉にキズ。
イルサ 20歳
ライザーとイノージェンの娘でライラの双子の妹。クロンファンラの王立図書館で働いている司書。詳細は初出のおまけ6でご確認のほどを(^^;
ユーリク 16歳
セルーネとローランドの息子。公爵家の跡取り。ガリーレ商会のジャラクスに言わせると、「父親に似て美男子」だそうな。礼儀正しく聡明な好青年・・・と言うよりまだ少年かな。正義を愛する心は本物だが、若さに似合わず少々頭がカタい。
クリスティーナ 15歳
ユーリクの妹。母親に似て男装をし、剣を振り回している。気位は高いがわがままではない。好奇心旺盛でなんにでも首を突っ込みたいお年頃なので、少々無遠慮に思われることもしばしば。もっとも本人は自分が役に立っていると思っているので、わりと平気のへー。「悪い子じゃないんだけど・・・」と陰で言われそうなタイプ(^^;
今回はこんなところですね。実は8/20頃には一度掲載するつもりだったのですが、勢いで続きを書いていたらもっと区切りのいいところがあったので少し長くなりました。で、以下は52章ネタバレでございます♪
シャロンがセディンに飲ませていた薬はそうとう物騒なものだったようです。クロービスもウィローもびっくりですね。シャロンがそうと知っていたら絶対にそんなことはしないと思われるので、どうも彼女を操っている黒幕がいるような・・・。さてそれは誰なのでしょう。セディンの診察をしてくれているデイランドはなかなかの好人物。彼がそんな怪しい奴だとは考えにくいので、やはり謎の商人が今後のキーパーソンになりそうです。
今回出てくる劇中劇ですが、このあたりは、私が作った思いこみ設定史実に基づいて作っています。エルバール王国の初代国王ベルロッドが元は冒険者だったという設定は前に書いたことがあると思いますが、彼は回想編に出てくるフリッツのような一匹狼ではなく、気心の知れた仲間と、トレジャーハンティングのようなことをしていました。その仲間が、戦士でありながら治癒の魔法を使いこなすイーガン、鍵開け、罠解除、危険な敵を背後から急襲するなど隠密行動に長け、さらに民間伝承にも通じていて謎のお宝の使い道などをずばり言い当ててしまったりとパーティーになくてはならないアニータ、治癒の魔法と攻撃魔法を自在に操り、仲間の中ではいかなる時も一番冷静なディードです。ここで魔法というのは、風水術や治療術ではなく、そのままの意味の『魔法』です。サクリフィアには魔法が存在していたので、使える者もいたと言うことですね。劇中劇での各登場人物の描写は、実はなかなか的を射ています。でもクロービスはそんなことは知りませんから、けっこう穿った見方をしているようですね(笑)
そして今回は「クロービス、年下の医師に説教されるの図」です(笑)クロービスは元々控え目な性格ですが、それは必ずしも歓迎されるとは限らないようですね。ローランのデンゼル医師のように好意的に見てくれる方がほとんどですが、それでもやはりデイランド医師のようにじれったさを感じる人も多いことでしょう。しかしそれにしてもクロービスが成し遂げたことは、王国剣士時代のことも医者になってからのことも間違いなく偉業なんですが、彼が頑なにそれを認めようとしないのには、実はわけがあったりします。そのあたりはおいおい出てくることになりますが当面の彼の課題は、アスランとイルサをどうやって黒装束の連中から助け出すかでしょうね(^^;
とはいうものの、どうやらアスランは完全に死んでしまった様子。さてどうなるのでしょう。
「あれ?ウィローが蘇生の呪文使えるじゃん」
と言う方も多いことでしょう。ですが、蘇生の呪文が効力を発揮するためには、いろいろと条件があります。そう簡単にいくものではないので、クロービスはある方法を思いつきます。もちろんそれで完璧にうまく行くなんて言う都合のいいものではありません。それでも今まさに消えゆこうとしている命を目の前にして、クロービス達は最後まであきらめずにがんばることになりますが、それは次回のお話です。
ところで実はここからが、おまけ6の続きになっています。ただし多少間が飛んでいるのはみなさんお気づきだと思いますので、そのあたりはいずれ当人の口から話してもらうことになるかと思います。ライザーとイノージェンはきっと娘の危機をまったく知らずにいることでしょう。さて彼らはどこにいるのか・・・そのあたりもそのうち(って、全部そのうちかい!w)出てくる予定なので、相も変わらず長いだけで全然時間が進んでない52章をお読みくださいませm(__)m
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