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小説裏話 2006年4月

4月掲載分の裏話です。小説とあわせてお読みくださいませ。


48章掲載です♪
2006 4/29 掲載
 
こんにちは。
 
 二ヶ月のご無沙汰です(^^;
 やっと48章が出来ました。空の軌跡SCの合間を縫ってちまちま書きためていたんですが、バラバラに作ったエピソードをつないでみたらこれが・・・・似たようなエピソードが何度も出てくるわ、どうでもいいことをくどくどと説明してるわで、結局前半部分を3分の1ほど書き直すことになってしまいました。で、独り言でも書いていたように「激長」に(^^;
 
 とりあえず登場人物の紹介から
 
リック&エルガート 二人とも30歳前後
 入団10年のベテラン王国剣士。リックは妻子持ち、エルガートは独身(ただし好きな女性はあり)。二人とも沈着冷静、温厚誠実な人柄で、上からも下からも信頼が厚い。リックはわりと生真面目な性格だが、エルガートはもう少しアバウト。実はこのうちのどちらかをオシニスの後継者にという声が上がっているが、本人達はもちろん何も知らない。『伝説の剣の持ち主』の名前を偶然知ったことから、クロービスに出会って興味を持つ。
 
ティナ&ジョエル ともに19歳
 クロービスの息子カインと同期入団の王国剣士。同期入団の中では一番普通のコンビだが、二人とも一言多い性格。そのせいでの失敗もあり。カインとアスランとは仲がいい。ティナの友達がカインを好きで、何とかうまくいくようにいろいろ策を練っている関係上、フローラとカインの仲が進展するのをいささか複雑な気持ちで見ている。
 
 
ここからは48章ネタバレです。
 
 この章では、クロービスの医者としての仕事ぶりをクローズアップさせてみました。島にいたときは実はあんまり出てこなかったシーンです。この中に出てくるルノーの感染症だの怪我の手当の仕方だのというのは、全部私の思いこみ設定ですので、ご了承のほどを。クロービス君、すっかり医者ですね。彼が取り組んでいる大きなテーマですが、現代日本では当たり前の技術です。みなさんはお気づきですよね。点滴やら注射やらといった技術のことです。これらの技術はこの国では未だ『夢のような技術』なので、その方法についてすらはっきりとわかっていないんですね。さらに私達が日頃慣れ親しんでいる『薬』についても、なかなか技術の進歩が追いついてないようです。この国の医療技術は『まず始めに呪文ありき』でして、薬というものはあくまで副次的なものでしかないので、人の体の仕組みを解明して一人でも多くの命を救えるようになるためには、まだまだ長い道のりがあるようです。しかしあの真っ黒い体毛のガーゴイルってやつぁ、何なんでしょうね。ナイト輝石の廃液は一滴も流れていないというのに、なぜ『モンスター』が・・・。
 
 さてクロービスですが、どうやらリックとエルガートに興味を持たれている様子。ドーソンが言っていたように『伝説の剣』などと聞けば剣士たるもの確かに気になるところ。剣を見せてくれと頼まれたとして、さて見せるだけで終わるかどうか・・・。そのあたりは次回のお話ですが、どうもこのファルシオンという剣は、単に『持ち主を選ぶ』と言うだけの剣でもなさそうです。まだ何か秘密があるのかもしれません。まずは相変わらず長い48章をお読みくださいませm(__)m
 

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