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小説裏話 2003年5月

 このページは旧HPの過去ログをそのまま掲載しています。文中に「一押しの本」や「好きなゲーム」などのコンテンツが出てくることがありますが、これらは旧HPの時のもので、現在はありません。
21章掲載♪
2003/5/12掲載
今度は速いぞ22章!!
2003/5/19掲載


21章掲載♪
at 2003 05/12 22:15 編集
 
こんにちは。
 
 21章が出来ました。16章に匹敵する超激長章です。南大陸に入り、新しい登場人物なども出ましたのでまずはその紹介を。
 
ディレン 27〜8歳
 元王国剣士でキリーの相方だった人。今どうしているかは本人が語っているとおり。剣士団を離れても、人々を守りたいという思いは変わらず。この人は、もう少し後にもカインとクロービスに協力してくれることになります。名前の由来は特にありません。このキャラはゲーム中実際に休憩所にいる戦士キャラに私が色づけしたものです(笑)
 
アラム 26〜7歳かな
 大道芸人。軽業師。行きがかり上名前を付けましたが、このあと出てくる予定はないキャラです。クロービス達は疑っていますが彼らは本物の大道芸人。ただ、ずっと南大陸を巡業する間に、生き残るために剣の腕を磨き、モンスターや盗賊に不意打ちされないように気配りしているうちに身のこなしや目つきが鋭くなっただけ。名前の由来は「時の車輪」にでてくる「鋳かけ屋集団」の一人の名前から。この鋳かけ屋集団とは名前の通り鍋類の修理屋なのですが、派手な服を着て集団で放浪しています。そのイメージで名前を付けました。この集団について詳しく知りたい方は時の車輪を読んでください(笑)
 
カナの村長 年寄り
 村長としてカナの村の人々を深く思いやる賢人。治療術の使い手としてはかなりの腕前。ウィロー親子のことを案じている。昔カナの村に来ていた王国剣士達のこともよく知っており、カインとクロービスのよき協力者となる。
 実はゲーム本編にカナの村の村長というのは出てきません。あちこちに年寄りが徘徊している程度。この人物は私の全くの創作です。
 
イアン 25〜6歳
 鍛冶屋の主人の息子。半年前に行方不明になった父親を待ちながら店を切り盛りしている。修理の腕はなかなか。ウィローとは幼馴染み。イアンの店の名前ですが、グレートフォージというのは訳すると「偉大なる鍜治場」とか言う意味になるらしいです。この名前は、「好きなゲーム」にも紹介している「アイスウィンド・デイル」という海外の翻訳ゲームに出てくる場所の名前から取りました。鍛冶屋さんの名前としてはぴったりだなと思って。
 
ガウディ 35歳前後
 元・・・?王国剣士。グラディスの相方だった人。この人がここにいる理由については20章までの間に語られているので省略。ポーラの元婚約者。ただしポーラのほうは「元」とは思っていないらしいのは20章の彼女の言葉どおりかな。名前の由来は言わずと知れた「アントニオ・ガウディ」から
 
 さてやっとカナの村に辿り着きました。多分みなさま「なんちゅうところで終わるんじゃい!」と文句をつけたい気分ではないかと思いますが、この続きは22章で読んでください。(笑)
 本当はカナの村編を一つにまとめたかったのですが、これ以上長くなるとさすがに疲れそうな気がしたのでとりあえずここで一区切り。この先一気にハース鉱山編の最後まで書くか、あちこちで現代に戻ってカインの感想を聞きながら進めるかはまだ未定です。一気に進めたほうが私としては楽なんですけどね(笑)
 22章はこのまま21章の最後からの続きです。やっとこの物語のヒロイン登場となりますが、いきなりクロービスとラブラブになるわけではありません(^^;
 彼の性格上、そう簡単にコトは運ばないと言うわけです。一応次回の掲載は5月下旬頃としておきますが、でき次第掲載する予定です。
 余談ですが、21章中に出てくるナイト輝石製の装備の値段は、ゲーム本編中に出てくるのと同じ値段です(笑)
 


今度は速いぞ22章!!
at 2003 05/19 00:09 編集
 
こんにちは。
 
 第22章です。21章同様激長です。サブタイトルは言うまでもなく「ロード・オブ・ザ・リング」からの引用です。この章にはぴったりだなーと思いまして。さてまずは登場人物の紹介などを。
 
 リアナ 43〜5歳
 ウィローの母親。19年前にハース鉱山に赴任したきり帰ってこない夫を、娘を育てながら健気に待ち続けている。一人娘のウィローの幸せが何よりの願い。
 このキャラはゲームに出てくるキャラですが、名前は私がつけたものです。ゲーム中では完全に脇役扱いで、そんなに台詞もありません。でもけっこうヘビーな人生送ってきてるんじゃないかなって思いまして(だいたい19年も帰ってこない男を待ってるなんてすごい!)もう少し後には台詞いっぱい喋ってもらうことになります。
 
 オルガ 50歳前後
 カナの村の女性。ハース鉱山に行ったきり行方不明になった一人息子のロイを案じるあまりちょっと正気のネジがとんでいる人。名前の由来は特になし。
 ゲーム中にロイ親子は本当に出てきます。ただし母親の名前はなかったので私がつけました。息子のほうはもっと後に出てくるのでその時に紹介をする予定。
 
 ドーラ 50歳前後
 カナの村の道具屋のおかみ。ウィローを気に入っていて、息子の嫁にと常々考えていた。ウィローにそのことを承諾させるために、いささか強引に話を持っていこうとしている。結局は親ばか(^^;
 
 エルド 25〜6歳
 ドーラの息子。いい年をして家業にも身を入れず狩りにうつつを抜かす放蕩息子。でも実はウィローのことが好きで、母親が強引に彼女を自分の嫁にしようと企んでいるのを知って期待している。自分からは何も行動を起こすことが出来ないと言う情けない奴。名前の由来は「エルドラド」(黄金郷)のエルドです。名前だけは立派(^^;
 
 ドラン 30歳前後
 性格はあまりよくない。南大陸の西部に住む青年。夢見る人の塔に行こうとしているが、楽に行こうと企んでひんしゅくを買っている。行きがかり上名前を付けましたが、多分ここで出番は終わり。
 
 さてここからは22章の中身のお話です。そちらを読んでからこの先を読まれることをお勧めしますが、まあお好きにどうぞ(笑)
 まずは旧版Lost Memoryをご存じの方のために、ゲーム中と違う点をいくつか説明します。
 まず一つ目ですが、ゲーム中ではウィローは「聖歌」と言うものを特殊技術として持っています。治療術は「大地の恩恵」「精霊の加護」「気付」の3つのみ。でも今ひとつ「聖歌」の扱い方がうまくいかなかったので、小説版ではそれは全面カットしました。一刻を争う戦闘中に悠長に歌を歌っている場合じゃないような気がして(笑)
 「精霊の加護」というのは毒以外のステイタス異常を回復する呪文ですが、これはあちこちで使われます。でもいちいち「精霊の加護」を唱えた、とは書いていないです。小説中でカナの村長がオルガやウィローを落ち着かせるためにつかったのも、この手の「ステイタス異常回復」の技です。クロービスはゲーム中でこの呪文は憶えていませんが、小説の中では彼も使います。
 二つ目はカナの村の施設について。ゲーム中には道具屋武器屋の他に酒場が出てきます。クロービス達はそこで情報収集をするのですが、その中できける会話を、小説版では村人のうわさ話として使っているので、酒場は作りませんでした。
 ウィローがクロービス達と一緒にカナの村を出る時点で、彼女はレベル1です。でも小説にレベルも何もないので、治療術は自然の恩恵からスタート。これ以降少しずついろいろと覚えていきます。
 本文中でウィローが来ている「ローブ」ですが、別に魔法使いが着るような裾の長いドレスタイプのものではありません。フードがついていて、マントに袖がついたような、そんなイメージで書いています。「21世紀版Lost Memory」の公式ページにあるキャラ紹介で、ライザーが着ている上着のようなものと思っていただければいいのですが・・・。
http://www.child-dream.net/lm21/よろしければこちらで見てください。
 
 それからクロービスですが、どうやら彼はウィローに一目惚れしたようです。でも自分では気づいていないところがクロービスらしいですな。そのクロービスの年齢ですが、タイムテーブルを作って計算していったら、彼はこの時点で21歳になっていたことが判明しました。ただしこれは、あくまでも私の小説版でのお話です。
 最後にクロービス達がカナに来るまでに立ち寄ってきた「オアシス」について。うまい具合にあるのは変だというカインの言葉どおり、このオアシスにも秘密があります。別に作者のご都合主義で出てきたわけでは・・・・あるんだけど(笑)
 この秘密がわかるのはもう少し後のことです。その前にクロービスは自分をずっと悩ませ続けた夢の正体を探らなければなりません。続きはまた「でき次第」と言うことで、気長にお待ち下さいませ。まぐさんの短編リクもう少しまってねー(^^;) 構想は出来てるんだけど、なかなか文章に出来ない・・・。
 

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