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小説裏話 2002年7月

 このページは旧HPの過去ログをそのまま掲載しています。文中に「一押しの本」や「好きなゲーム」などのコンテンツが出てくることがありますが、これらは旧HPの時のもので、現在はありません。
私とLost Memoryの出会い
2002/7/16掲載
趣味暴走(^^;
2002/7/18掲載
アブナかった話(^^;
2002/7/25掲載
居直り(^^;
2002/7/31掲載


私とLost Memoryの出会い
at 2002 07/16 09:21 編集
 
 こんにちは。
 とうとうはじめてしまった小説連載。
 
 私とLost Memoryの出会いは、1999年の3月までさかのぼります。それよりも3年近く前にパソコンが我が家にやってきて以来、本来夫のものであるパソコンを使えるようになったのは私の方でした。
 当時は「パソコン通信」に興味があり、「ピープル」と「ニフティサーブ」に加入して、毎日チャット三昧の日々を過ごしていました。そのころ遊んでいたゲームというと、ゲームボーイや今はすでに伝説と化したような「3DO」のゲームなど。コンシューマー機ばかりでした。
 
 ゲームボーイで「ゼルダの伝説 夢を見る島」をプレイして、RPGに興味を持ち、いくつかゲームボーイ版のソフトで遊んでいましたが、画面が小さくて見にくく、テレビの画面でこれが見られたらいいのにとも思いましたが、さりとてスーパーファミコンなどの機器を新たに購入する気はなく、そんなときに手近にパソコンがあることに気づき、早速パソコンで出来るゲームを求めて、友達に教えてもらったソフトのダウンロードサイトをうろつきはじめました。窓の杜でいくつかの「RPG」をみつけ、その中からLost Memoryを手に入れました。レビューを読んで「おもしろそうだな」とおもったことと、前半フリーで後半シェアというやり方はいいなあ。と思ったこと。でも、前半を少しプレイしてみて、「これはおもしろい」と思ったので、前半のクリアを待たずに後半購入。最初からもう一度プレイしなおしました。
 
 その当時窓の杜にあったLost Memoryは、現在おかれているものよりも前のバージョンです。現在のバージョンよりもいささか台詞が少なくちょっとわかりにくい点があること。それから、「死彩」のタペストリーと、飛竜エル・バールのグラフィックが違うことくらいかな。パソコンRPG初体験の私にもそれほど頭を抱えずクリアすることが出来ました。最後までラストが見えない緊張感と美しい音楽。ゲームのストーリーと音楽がぴたりとはまると、これほどの感動を呼び起こすものなんですね。それ以来、私がパソコンゲームを選ぶ基準は「Lost Memory」です。私のパソコンゲームの原点です。
 
 その後何度もクリアしているうちに、それぞれのシーンが頭の中に浮かんでくるようになりました。そうすると、「しゃべらない主人公クロービス」はここでどんなことをしゃべっているのだろう。この人のこの言葉にどんなことを考えるのだろう。そんなことを思うようになりました。そしてその後、新しいバージョンをベクターで見つけ、早速購入。新しいバージョンでは台詞も増えてかなりわかりやすくなり、この世界がぐっと身近に感じられるようになりました。そのあと、私は海外のAD&Dというゲームのシリーズである「バルダーズゲート」というゲームを購入し、AD&Dの世界にも足を踏み入れました。
このゲーム、主人公がしゃべるしゃべる(^^;)
 会話の選択肢がいくつもあって、それを選ぶことで話がどんどん進んでいく。
 
(クロービスももう少ししゃべってもいいのになあ・・・)
 
 そんな風に思い始めたのもこのころです。
 
 Child-Dreamさんとしては、「プレイする人が感じたこと思ったことがそのままクロービスの感じたこと思ったことになるから」というお考えとのことで、クロービスはしゃべらないようですね。しゃべらないなら台詞作っちゃえ、といろいろなシーンで台詞を作り始めたのが今回の小説の元になりました。最初はあちこちのシーンで作った台詞をノートに書き留めていただけだったのですが、そのうち、クロービスのモノローグが気になりだし、どうやら昔を回想しているらしいけど、では今はどうしているのか、どこにいて何をしているのか。そんなことを考えはじめました。エンディングまで見れば、このお話のあとクロービスがどこに行ったかはわかるのですが、
 
「じゃ、そのあとは?」
 
 クロービスは「勇者」だの「英雄」だのと呼ばれることを願っただろうか、とか、これだけの経験をしたあとこの人達は何を考えながら生きていくのだろう、とか、そんなことを考えているうちに、少しずつストーリーが出来上がっていきました。小説のページの「はじめに」にも書いたのですが、この話はChild-Dreamさんの「Lost Memory」をベースに、私のオリジナルストーリーをのせたものです。だから基本設定で考える必要はありませんでしたが、やはり「物語」ですから、登場してくる人達には名前がないと困ります。「街の女」や「男」と言うわけにはいきません。
 
 そして、今回のストーリーで回想シーンとなる「Lost Memory」本編を含めて、その後の展開にまで関わってきてもらう予定の人達を何人か考えたのですが、その名前が浮かばない。「現在のクロービスの隣人」「剣士団時代の先輩、同僚」「出かける先々で出会う人達」けっこうたくさんいてくれないと話が進まないんですね、これが。現在公開中の「プロローグ1」の冒頭あたりは、実は1年ほど前に書いたものです。
 
 そしてそのころ、「21世紀版Lost Memory」がリリースされるというニュースが飛び込んできまして、かなりエピソードも増やして長くなるとのことでしたので、最初のリリースを早速購入。そこで出会った新キャラ「ライザー」に惚れ込みまして、「クロービスの隣人」に決定してしまいました。そしてその後出た1章、2章のなかで、旧版から注目していた剣士団の「採用担当氏」のイメージが、私が思い描いていたイメージとぴたりと一致。しゃべり方まで私が考えていたのと同じ。これはもうこのキャラから名前をもらう以外にないと勝手に決めつけまして、小説版採用担当氏も「ランド」となりました。さらにクロービスの剣士団での同僚に何人か出てきてもらうのですが、これはほとんど私がキャラを作りました。
 
 「21世紀版Lost Memory」では「アヤ」と「ザルツ」という同期入団の剣士が登場しますが、小説版ではちょっと違う人達が出てきます。このあたりはかなり「作って」います。彼らが小説版に登場するのは第1章以降になります。
 
 出来るだけ月一で更新できるように、前倒しで書いています。それと平行して、最近外伝を一つ書き始めました。素人の小説ですけど、出来るだけたくさんの人達に読んでいただけると嬉しいですね。
 


趣味暴走(^^;
at 2002 07/18 21:36 編集
 
 こんにちは。
 最近、3章を書いています。このあたりからクロービスが回想モードに移行しますので、本編のほうをがんばって書いているのですが、旧版Lost Memoryを資料用にプレイしていたら、記憶にたよって書いていた部分の会話が抜けていることを発見。プロローグ2の部分だったので、焦って修正しました。アップ前でよかった・・・・(^^;)
 
 出来るだけゲームに忠実に書いていきたいので、台詞は全部丸写しが基本。その前後に書き加えたり、誤植などがあった場合になおすのみです。まあ、すべてとは言えません。話の流れでどうしても丸々移すことが出来ない時もありますし。
 
 1〜2章はすでに出来上がってはいるものの、アップぎりぎりまで何度も読み返して、おかしいと思ったところはその都度なおしています。なおそうと思う箇所は、大抵書いてる時におかしいと思いながら言葉が見つからずにそのままにしてしまったところなんですね。私の趣味で21世紀版Lost Memoryのライザーを登場させることにしてしまったのですが、単なる「隣人」ではもったいないと、なんだかライザー君の出番がやたら増えまして、クロービスよりかっこよくなってしまいそうで困っています。(^^;)
 
 もっともこのお話は、クロービス主人公とはいうものの、登場人物それぞれにスポットを当てていく予定なので、まあいいかなあ、などと勝手に納得したりしています。頭の中で好き勝手に動き始めるキャラ達の、その動きを文章にしたいと思うのだけれど、いかんせん言葉足らずでうまく表現できないでいます。それにしても、Lost Memoryはいい。旧版をプレイしても、21世紀版Lost Memoryをプレイしても、ついついやめどころが見つからず夜更かししてしまいます。
 


 
アブナかった話(^^;
at 2002 07/25 14:16 編集
 
 こんにちは。
 
 もうすぐ8月。プロローグ2掲載予定が近づいてきました。これは出来上がっているので、遅れる心配はないのですが、そのあとの1章からの掲載時の長さも考えなくちゃならないし、手直しもしたいし・・・。1章からクロービスが回想モードにはいるまでの間、しばらく現在の彼の日常を描く予定です。世捨て人の島と呼ばれたのも今は昔、ごく普通の平穏な毎日です。このあたりはほぼ100%私のオリジナルです、なんて言うとかっこいいけど、早い話が私の勝手なでっち上げ(^^;)うーん。そう言うと身もフタもありませんな。
 
 文章を考えるのは楽しいです。浮かぶ時はすごい勢いで頭の中に言葉が溢れてきます。その言葉を全部書き留めて置いてそれを使って構成していければ、きっと満足のいく文章が書けるのかも知れません。まあへぼい文しか浮かばなければその限りではありませんが。ただ一つの難点は、その文章が浮かぶ時にほとんどの場合パソコンの前にいないこと。ではどこにいるのかというと、わりと多いのが台所。ご飯を作っている最中。揚げ物の途中でパソコンの前に走るわけにも行かないし、卵焼きをひっくり返した瞬間に浮かんだ言葉など、一歩も歩く前から忘れてしまいます。それからスーパーでの買い物中ってのも多いです。いつの間にか文章を考えるのに夢中で、1時間くらいスーパーの中を徘徊していたことも多々あり(^^;)でも実は一番多いのが車の運転中。
 
 この前も、突然別々に書いていた回想シーンと現在のシーンに矛盾を発見し、運転しながら「ああ!!あそこ合わない、直さなくちゃ!!」と叫んでしまいました。隣に乗っていた息子が驚いて
 
「え??なになに?どうしたの??」
 
 こんな状態ですから、前なんて見てんだか見てないんだか(^^;)・・・・激ヤバなので現在は出来る限り運転中に考えることはしません。
 
 でもこんな風に色々考えてみても、やはり「言葉」を知らないと言うのはきついですね。今は色々と本も読んだりして、表現法なんかも考えたりしています。頭の中に広がる情景をうまく文章で表現できると、すごく嬉しいです。
 


 
居直り(^^;
at 2002 07/31 22:55 編集
 
 こんにちは。
 
 やっとプロローグ2を掲載しました。
 以前何人かの方に答えていただいた「長さ」の件ですが、今回はプロローグの残り半分と言うことで予定どおりに掲載します。第1章以降はちょっと考えてみますが、テキストエディタにタグ打ち込んで作っているので、結構改行いれるのが大変です(T_T)
 
 何度も何度も読み返して、矛盾点をつぶしたつもりが大間抜けな矛盾を発見してしまいました。しかもプロローグ1で(^^;)さてどうしたものかと、さんざん考えあぐねまして、ついに「プロローグ1居直りバージョンアップ」に踏み切りました。
 
 変わったところがどこか気づいた方、しばらくあとに出てくる回想シーンで納得していただけるでしょう。
 気がつかなかった方、気にしないで先を読んでください(^^;)
 
 んなわけで、現在書いているのは、クロービス君が剣士団に入ってからのお話。実はこのあたりゲームではまったく触れられてない部分なんです。でもないはずはない、と言うことで、趣味暴走しながら、王国剣士団編を作ってます。これを書いていくと多分またどっかに矛盾がでてきて、それを合わせるためにまたどっかをバージョンアップして・・・。きりがないっつーの(T_T)
 
 第1章は予定どおり、来月の頭に掲載します。また矛盾がでてきそうなので・・・(^^;
 
 ではプロローグ後編、どぞお読みくださいませm(__)m
 


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