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 変更点いろいろ 
 
 ここの攻略記事は、最初から「バルダーズゲート2シャドウ・オブ・アムン(以下SoA)」と「拡張シナリオ集スロウン・オブ・バール(以下ToB)」を両方インストールした状態で進めていきます。「SoAではなかったけどToBで変更された点」も、「BG2になって変更された点」として扱わせていただきますことをご了承ください。なお、変更点はたくさんあるのですが、ここで取り上げる変更点は、管理人が便利だなと思ったこと、これは大きく変わったなと思うことに限らせていただきます。全部書いてたらきりがないので♪
 
  ゲーム画面  
 
 バルダーズゲート1と2(以下BG1、BG2)は「インフィニティエンジン」というゲームエンジンを使って作られていますが、さすがにBG2はかなり進化しています。描画スピード、キャラクターの動きが格段に向上し、プレイしやすくなりました。まず見た目も全然違いまして、BG1が重厚な画面だったのに対し、BG2は高級感のあるおしゃれな画面へと変わっています。
 
  解 像 度  
 
 ゲームエンジンの改良によって、解像度もアップしています。BG1が640×480の固定解像度だったのに対し、BG2は800×600までを公式サポート、また、自己責任とは言うもののサポート外解像度まで選択出来ます。今回の攻略記事は、そのサポート外解像度のうち「1024×768」の大きさを選択して進めていく予定です。
 
  ユーザーインターフェース  
 
≪「TAB」キーを押すと、箱や扉の位置がハイライト表示される≫
 アイテムの取りこぼし、扉が見つからず迷子、などのトラブルはなくなると思いますが、罠鍵についてまで表示されるわけではないので、その点だけは注意が必要です。
 
≪日記画面の進化≫
 BG1の日記画面は閲覧のみで、主人公の行動の順番によって記載されて行くだけだったので、ゴチャッとしていて見にくい印象がありました。BG2では、日記画面、クエスト画面、プレイヤーのメモ画面と切り替えが可能で、請負中のクエスト、完了済のクエストが一目瞭然、日記は日記として閲覧出来、さらにプレイヤーが進捗状況に応じてメモを取れるという、かゆいところに手が届く内容となっています。
 
≪所持品画面を開くとポーズがかかる≫
 BG1ではこの仕様がなかったため、戦闘中にアイテム画面を開いて矢弾などのアイテムの補充と言うことが出来ませんでした。BG2ではなかなか活躍してくれます
 
≪休息ボタンがメイン画面に登場≫
 地味に便利なのがこの機能。BG1ではアイテム画面や日記、スペルブック画面などにしかなかったので、ダンジョン内やフィールドで休む場合、いったん別画面を開いてからでないと休めなかったのですが、メイン画面にアイコンが置かれたことで利便性がアップしています。
 
≪使い切ったスペルがクイックスロットから消えない≫
 ここの管理人が便利だなと思ったのがこの機能。BG1ではクイックスロットにスペルをセットしておいても、そのスペルの使用回数がゼロになるとスロットから消えてしまい、休息して覚え直したスペルは改めてクイックスロットにセットする必要がありました。BG2ではスペルを使い切ってもスロットのセットはそのまま、アイコン右下に表示されている回数がゼロになってアイコンが暗くなるのみなので、休息すればそのままスロットから使用可能になっています。
 
≪ワンドなどの使用回数表示≫
 同じく便利になったのがこの機能。BG1ではワンドやチャージアイテムの使用回数が表示されなかったので、お店で売値を確認して、だいたいの残り回数を推測するという形しか取れませんでしたが、BG2ではアイテムのアイコン右下に回数が表示されています
 
≪マップ画面での重要拠点表示≫
 マップ画面に切り替えたとき、クエストクリアやダンジョン攻略のキーポイントとなるべき場所には、あらかじめアイコンが設定されています。こんなやつ拠点アイコンポインタをあてると画面上部に場所の名前が出ます。また、このアイコンを自分で作成することも出来るので、アイテム入りの箱の場所などをゲーム内マップに書き留めておくことも可能となっています。
 ※拠点表示追加の仕方
  表示させたいヶ所で右クリックすると名称入力画面が出るので、名前を入れて決定ボタンで追加。
 
≪会話画面のスクリーンショット撮影が出来るようになった≫
 BG1の場合、会話ダイアログが出ている間はスクリーンショット撮影が出来ませんでした。会話画面を撮影するときは、ゲーム画面を小さくして、デスクトップ全体のショットを撮影し、そこからゲーム画面部分を切り取るという手間が必要でしたが、BG2では会話中も撮影が可能となっており、重要会話の確認にも手間がかからずにすみそうです。
 
≪会話ダイアログに顔グラフィックが表示されるようになった≫
  NPCとの会話が格段に増えているBG2ですが、何と会話中に会話相手の顔グラフィックが表示されるようになりました。以前より遙かに臨場感のある会話が楽しめますが、内容によっては怒り倍増になるかも知れません(^^;
 
  ゲームプレイ  
 
1と2は「AD&D2nd」という、同じルールに基づいていますが、2には1になかったルールがたくさん盛り込まれています。中には「D&D3rd」に出てくるルールまで盛り込まれているとのことですが、ここの管理人はそもそも元ルールには超疎いので、プレイをするにあたって気づいた、「とにかく変わったところ」を列挙します。
 
≪キャラメイク時に選択出来る種族が増えた≫
ハーフオーク
 ハーフオークが追加されました。怪力タイプのデミヒューマンなので、前衛向けのようですが、モデルとなっている顔グラがこれなので、主人公というポジションにはいかがなものかとw
 
≪キャラメイク時に選択出来るクラスが増えた≫
 ソーサラーとモンク、ワイルドメイジ(スペシャリストメイジの一つとして追加)が追加されました。
 ◆ソーサラーは天性の魔法使いなので、スペルをスクロールから転写する必要はなく、レベルアップ時に覚えたいスペルを選びます。メイジのようにスペシャリストという概念もありません。休む前に呪文をセットするという必要もなく、決まっているのは各レベルごとの詠唱回数のみなので使いやすい反面、スクロール転写による経験値が得られない、1度選んだ呪文を別な呪文と交換することが出来ないという欠点があります。
 ◆モンクは一応僧なのですが、格闘家タイプなので前衛扱い。プリーストスペルなどは唱えられません。パラディンと同じく、レイ・オン・ハンドが使用可能です。基本は拳攻撃、鎧が装備出来ない、武器はシーフが使える武器しか使えないなどの制限が多い反面、魔法への耐性があり、シーフ能力が使用出来る、レベルアップごとにいろいろとボーナスが得られるなどの利点もあります。低レベルの時点ではかなりACが低く、鎧で補うということが出来ないので、序盤は頼れる前衛が必要となります。
 ◆ワイルドメイジは『ワイルドサージ』という、スペルと言うより特殊能力が使えるメイジですが、この特殊能力、どんな効果を引き起こすのか、それがパーティーにとって有利か不利かも予測出来ない、ある意味はた迷惑な存在になり得るかなりデンジャラスなクラスです。
 
≪経験値獲得チャンスの増加≫
 BG2では、罠解除、鍵開け、スクロールの転写でも経験値取得が可能。特にスクロールはスペルレベル×1000なので、高レベルスクロールをガシガシ転写すれば、けっこうな経験値が手に入ります。
 
≪難易度による経験値ペナルティの撤廃≫
 BG1では、難易度ミドルが基本的なAD&Dルールと同様で、それより難易度を1下げると得られる経験値が25%減っていました。BG2ではこのルールが撤廃され、さらに難易度ノーマル以下では、スクロールの転写失敗もなし、レベルアップ時には必ずHPが最大値アップ、と、至れり尽くせりです。
 ※レベルアップ時のHPは、キャラのCON値に依存しますので、「このクラスなら絶対これだけ上がる」というわけではありません。
 さらに難易度には関係なく、ゲームプレイ画面には「全回復するまで休息」というボタンが追加され、そこをチェックしておけば、休憩時にはHP満タンの状態まで回復することが出来ます。ただしその場合、休憩時間が8時間とは限らないので、野外での休憩時など2日も休んでいた、などということもありますのでご注意。
 
≪矢弾のストック数の増加≫
 矢弾のひとまとめに出来る数が、20から40に上がってます。これもまた地味に便利になった部分です
 
≪クラスキットが導入され、キャラメイク時の選択肢が増えた≫
 この項目については別ページで解説しますが、簡単にいうと、BG1ではファイターは能力値のロールで差が出てくるだけで、基本的なクラスの能力は変わりませんでしたが、BG2の場合、この「クラスキット」を選ぶことによって、ある目的のために特化したキャラが作れるようになったということです。ただし、全てのクラスにキットが存在するわけではなく、また、一つのキットを選んでしまうと、そのキットの長所も短所もずっとついて回るので、自由度が上がったんだか下がったんだか、よくわからなくなったりすることもあります。
 
≪NPCごとの固有クエスト、主人公のクラスによる本拠地クエスト、NPCとの恋愛イベントの追加≫
 この項目については別ページ解説予定。
 ◆固有クエスト
 特定のNPCを入れることによって、通常発生しないクエストが発生する、短いクエストに追加要素が出来るなど
 ◆本拠地クエスト
 特定のクラスを選択すると、あるクエストをクリアしたあとに発生するクエスト群
 ◆恋愛イベント
 特定のNPCをパーティーに入れると、主人公と恋愛関係になれる。ただし、成就までにはそれなりの苦労が必要なところは、リアル恋愛と同じかも♪
 ※その他、特定のNPCどうしが恋愛関係になったり、仲良くなったりする場合もあり。
 
≪たいていのアイテムが売れるようになった≫
 BG1では、呪われたアイテムやボルトがまったく売買不可でしたが、さすが「シティ・オブ・コイン」アスカトラ、そんな変なものでも買う人がいるらしく、お店に売却出来るようになりました。
 
  イマイチな変更点  
 
 さて、いいことばかりのようにも見える変更点ですが、当然ながらプレイヤーにとってはあまりありがたくない仕様変更もあります
 
≪同じアイテムを二つ装備出来ない≫
 リングの場合、両手に装備出来るので、BG1ではリング・オブ・ウィザードリィを両手にはめて呪文枠倍増、などということも出来ましたが、BG2では同じアイテムを二つ同時装備が出来ない仕様になりました。
 
≪アイテムの仕様変更≫
 ◆サモンモンスタースペル(ワンド含む)で呼び出せるモンスターの数が5匹に制限されました。BG1ラストボス戦では大量にモンスターを呼び出して壁にしたものでしたが、この手が使えなくなりました
 ◆リング・オブ・ウィザードリィの仕様が変更になり、「レベル1スペルの呪文枠が倍になる」から「レベル5〜7のスペル枠が一つずつ増える」になりました。
 ◆ミラーイメージの効果が、幻影を横一列に呼び出すものから、本体の周囲を囲むように出現するようになりました。
 ◆武器防具の装備条件に「ストレングス(STR)」が追加されました。BG1ではヴィコニアのようにSTRの低いキャラでも重いフルプレートアーマーを装備出来ましたが、BG2では何らかの方法でSTRを上げないと、防御力の高い装備や威力のある武器が装備出来ません。
 
≪スペシャリストメイジの制限強化≫
 BG1では、スペシャリストメイジの反対スクールのスペルについて、記憶は出来ないけど使用は可能でした。ところがBG2では、使用も不可になっていますので、スペシャリストメイジのスクール選択は、かなり慎重にしないとあとあと大変なことになりそうです。
 
 
このページについては、プレイを進めていく過程で、随時更新していく予定です。
 

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